新潟大学 理学部案内2024
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Faculty of Science, Niigata University 2024古環境学の授業の様子クラミドモナス(緑藻)の電子顕微鏡観察新潟上空の降水粒子の動きを観測する魚の透明骨格標本を観察し、形態の多様性を学ぶ多様な星間分子に包まれた生まれたばかりの星の想像図X線結晶構造解析のためのX線回折測定気象ドップラーレーダー新潟砂丘の地形観察WEBこれらのほかにも魅力的な授業科目がたくさんあります! 詳しくは理学部のホームページへ17フィールドの授業を通して、自然環境を多角的に捉える能力を養おう!自然環境科学のすすめ■自然環境科学とは? 自然環境の仕組みや変動を解き明かすには、自然現象を理学の多角的な視点から総合的に捉える能力が不可欠です。本プログラムでは、物理学、化学、生物学、地学の基礎を身につけた上で、自然環境を理解する上で重要となる地球科学、環境生物学、物質科学などを学ぶカリキュラムが組まれています。また、豊かな自然観を養うために、様々な分野の実習や実験科目を履修し、環境社会学も学びます。これらを通して、自然環境での様々な現象の解明に向けて新たな理学的発想で探求できる人材や、生態系や環境保全の方面で活躍できる人材を育成します。■お勧めポイントは? 自然の仕組みを地球科学、環境生物学、物質科学といった専門分野において学び研究することができます。課題研究(卒業研究)では、少人数での密接な指導を通して個別のテーマで研究を行います。■研究の特徴は? 本プログラムでは、地球科学、環境生物学、物質科学の専門分野の教育・研究を複数の教員が協同して遂行します。地球環境科学、環境生物学、物質循環科学の3つの教育・研究分野があり、4年次にはいずれかの分野に所属して課題研究を行います。■教育の特徴は? 豊かな自然観を養うために、物理・化学・生物・地学の様々な分野の実習や実験科目を履修できます。人間生活や産業活動と密接に関連した経済学・法学などの環境社会学も学びます。こんな授業があります!こんな授業があります!■古環境学過去は未来への鍵である。過去の地球史イベントの発生機構や過程を調べることで現在の地球の成り立ちを理解し、未来におこる現象を予測することができます。本講義では、氷期・間氷期サイクル、とくに最終氷期~現在の期間に焦点をあて、気候学、海洋学、地形・地質学のそれぞれの立場から最新のデータを用いて解説し、現在の環境がつくられた過程と仕組みを学びます。■エネルギー物質科学大気中二酸化炭素濃度上昇による地球温暖化は、喫緊に解決すべき環境問題です。この問題解決には、再生可能エネルギーの開発、エネルギー利用計画の最適化、さらに国家のエネルギーセキュリティー戦略をふくむ総合的な考察が必要です。講義では、IPCC評価報告書の解説、エネルギー変換に関する物理化学の基礎講義をもとに、受講生各自の発想にもとづくエネルギー問題解決の提言発表をおこないます。■適応生物学生物は、様々な環境下に適応しながら進化を続けています。この講義では、水中生活を捨てて地上に進出し、多様に進化してきた動物と植物が、乾燥や熱、強い光、他の生物からの食害や病原菌などの環境から受ける様々なストレスに対して、どのように細胞内に情報を伝達し、どのような方法で順応し、適応する能力を身につけているのかを学びます。自然環境を多角的視点で捉える!https://www.sc.niigata-u.ac.jp/environment/Environmental Science Program理学の基礎学力を身につけ、地球科学、環境生物学、物質科学に関する講義や実験、自然環境科学プログラム自然環境科学プログラム

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