新潟大学 理学部案内2024
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Faculty of Science, Niigata University 202426科学・技術と社会理学と社会とのつながりに焦点をあてた授業です。企業・公的機関から講師を招き、仕事の内容を紹介してもらいます。理学部コロキウム企業・公的機関から研究者を招き、最新の研究を話してもらいます。インターンシップの受け入れキャリアフォーラムの企業・公的機関との間でインターンシップ実施のための協力体制を築いています。キャリアパスを考える会学生と企業・公的機関の担当者の懇談会では、自由な意見交換をおこなうことにより、企業・公的機関が身近に感じられます。令和4年度卒業新潟大学大学院 自然科学研究科 博士後期課程環境科学専攻 在学中令和3年度卒業新潟大学大学院自然科学研究科 博士前期課程環境科学専攻 在学中Message企業A企業D48 の企業・公的機関新潟大学理学部公的機関B企業C企業Fフィールド科学人材育成プログラムフィールド科学人材育成プログラム山田 奈穂 海辺の町で育った私は、子供の頃から「自然環境」という漠然としたものに興味があり、新潟大学理学部に進学、自然環境科学プログラムを専攻しました。入学当初は自身の興味ある分野がわからず、学業に対する明確な目標はありませんでした。しかし、授業や実験・実習をこなすうちに、「地球科学」に対する興味を抱き始め、4年生から山岳環境研究室に所属し、現在は中央アジアの氷河や氷河湖について研究しています。 研究活動では研究室メンバーの調査(山岳地域)に赴くことがよくあります。学んできたことを実際に自分の目で見て確かめることはとても楽しいですし、実際に見た自然現象に対し多角的な視点で考えられるのは、自然環境科学プログラムで培われた幅広い知識のおかげだと実感します。自身の海外調査では、事前の調査計画や現地での臨機応変な対応など、頭を悩ませることは多くありましたが、どれも自分を成長させてくれた貴重な経験だったと思います。 部活、アルバイト、学業、留学など学生だからこそできることは多くあり、「何に時間を割くか」を決めるのはあなたです。自分のやりたいことを見つけ、学生生活を楽しんでほしいです。公的機関A瀧ヶ﨑 愛理 私は野外に出るのが好きで、理学部理学科フィールド科学人材育成プログラムに所属することを決めました。1年生の時から実習を多く履修し、地形フィールド実習、野生動植物生態学実習、測量学実習、佐渡での臨海実習など多くのフィールドワークを体験しました。実習では班別で協力する作業が多くあり、学部を超えてたくさんの同期と仲良くなりました。また、多くの分野の実習を体験したことにより自分の興味ある分野を考えるきっかけになりました。 現在、私は山岳環境研究室に所属し、北アルプスで岩石氷河という山岳永久凍土を含んだ地形の調査をしています。はじめはわからないことが多く大変でしたが、先生や先輩に支えてもらいながら調査研究を進め、2月には研究会、3月には学会で発表することができました。山岳の厳しいフィールドで多くの調査機器を持ち運び、限られた時間で実施するため、一人ですべてを実施することは難しく、研究室の仲間と協力することの大切さを学びました。また、自分で調査を計画・実行する力が身についたほか、野外で調査する楽しさを改めて実感しました。 大学でさまざまな分野を学んだことにより、自分のやりたいことを見つけることができました。4年間はあっという間です。自分の好きな分野を意欲的に勉強することはもちろんですが、それだけに縛られることなく、たくさんのことに挑戦してみてください。企業B企業E理学部キャリアフォーラム~学生のキャリアパス形成を支援する~

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