人文学部教育学部法学部経済科学部理学部工学部農学部創生学部医学部医学科医学部保健学科歯学部大学院26Faculty of Economic Sciencesイノベーションの源泉は、新しい知を生み出すことにあります。新しい知は無からは生まれません。そのため、既存の知と知を組み合わせることで、これまでに存在してこなかったまったく新しい知が生まれるのです。しかし、ここで大きな課題にぶつかります。人の認知には限界があるので、どうしても本質的にいま認知できる「目の前の知」だけを組み合わせようとする傾向に陥ります。新しい知を生み出すためには、現在の自分の認知の外側にある知を探索し、それをいま自分が持っている知と組み合わせる必要があります。そうすることで、これまでになかった新しい知が生まれます。自分の認知の外側にある知を探索することを「知の探索(exploration)」と呼びます。しかし、知の探索だけではイノベーションは起こせません。新しい知は、徹底的に深掘りされ、活用される必要があるからです。そうしなければ、社会的な変革を起こすような製品やサービスは生まれません。知を深掘りし、活用できるようにしていくことを「知の深化(exploitation)」と言います。イノベーションを起こすためには、この「知の探索」と「知の深化」の双方を兼ね備えている必要があります。組織はどうしても「知の探索」を怠りがちになり、成果の出やすい「知の深化」に傾倒しやすくなります。組織がいかにして「知の探索」と「知の深化」の双方を両立できるのか、組織イノベーションの課題はまさにここにあります。組織が硬直化することなく、絶えず新しい知を生み出し続けていくための組織のイノベーションを経営学プログラムで一緒に考えてみませんか?地域リーダープログラムは、簡単に言うと“座学<<<学外活動”です。座学がメインである大学を飛び出し、地域企業や他校の学生などと一緒に活動するため、多くの出会い、そして刺激が生まれます。例えば、「東区オープンファクトリー」。ふだん馴染みの薄い工場群を一般に開放しようという試みです。企業の社長さん達と打ち合わせを重ねに重ね、当日は“これが授業でいいんですか?!”と思ってしまうほどの楽しさや充実感を感じることができました。また、授業で学んだマーケティング理論をアウトプットする場にもなります。他にも昨年度開講されたものには、「自分のプロジェクトに挑戦する中高生に対してメンターとしてサポート活動をする」、「地域の人材不足という課題に対して新たな提案をし、実践する」などの授業がありました。もちろん、学外活動が多いこともあり、プレゼンなど自分の考え・アイデアを発表する機会は多いです。ここで鍛えられることで力が付き、実際に一つ上の先輩チームは全国論文大会で優秀論文賞を受賞しました。地元企業のために、自分たちでインターンシップを企画したり、東京発・帰省ゼロ円バスツアーなんてものを企画して記者会見まで開いちゃったり、、、とにかくパワフルで夢がいっぱい詰まっている、イチオシプログラムです。経済科学部地域リーダープログラム3年生 早坂妃麻里組織はどのようにイノベーションを起こすのか?経営学プログラムで組織のイノベーションを考える机の上での学びを解き放ち、リアルな経済社会を材料にして「五感」で学ぶ地域リーダープログラムでの実践する地域との繋がりより詳しい案内は学部案内へ!!
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