新潟大学 2025 大学案内
39/72

人文学部教育学部法学部経済科学部理学部工学部農学部創生学部医学部医学科医学部保健学科歯学部大学院38School of Health Sciences, Faculty of Medicine私は、ヒトの口腔微生物叢・バイオフィルムの生態学的・分子生物学的研究を主要な研究テーマとしています。嫌気グローブボックスという特殊な装置を使って、ヒトの諸々の微生物叢・バイオフィルムを網羅的に解析し、病態あるいは健康との関連について実験を進めています。保健学科では、看護学、放射線技術科学、検査技術科学の各専攻において、それぞれ、看護師・保健師(選抜)・助産師(選抜)、診療放射線技師、臨床検査技師の国家試験に関わる専門科目を主に学びます。そして、ほとんど全ての卒業生はこれらの国家資格を取得し病院等の医療現場で活躍しています。将来の医療人に相応しい道徳観・倫理観を持った上で、専門知識を主体的に学ぶ姿勢が重要だと思います。大学での学びは、教室のみに留まらず、サークル活動・友人との交流・研究活動など様々です。それらにおいて、教員一同、意欲ある皆さんを全力で応援する気持ちで臨んでいます。是非とも保健学科にて実り多い大学生活を満喫して欲しいと切に願っています。皆さんの保健学科へのご入学をお待ちしています!「社会資源の不足する地域における医療提供の持続可能化」という両大学に共通の課題を設定して、2023年12月5〜10日にペラデニア大学の若手教員と優秀な学生を招へいし、交流事業を実施しました。来訪者の専門分野によって3つのプログラムを用意し、(A)看護学分野における工学技術の活用(がん患者等の歩行能力の3Dセンサ・加速度センサによる多次元解析や痛み評価のためのFace Tracking解析等)、(B)放射線技術科学分野における先進的画像診断技術の開発(CT・MRI等を用いた画像診断技術等)、(C)検査技術科学分野における分子生物学的技術を用いた超迅速検査法(飲料ボトルやスマートフォンなど生活環境中の微生物の超迅速検査法)を、講義と演習で学びました。看護学患者・家族を含め、あらゆる人々の生命の質の向上と生活の充実に寄与できる人材を育てます。医療の高度化とともに、複雑かつ多様化している看護の内容に応えるため、高度な専門知識と技術を養います。放射線技術科学X線や放射性同位元素を用いた撮影、放射線治療、および放射線管理、ならびに超音波や磁気共鳴現象を利用しての撮像などに関する専門的知識・技術を修得し、放射線技術の進歩に対応できる診療放射線技師や研究者を育成することを目指しています。検査技術科学医学・医療の基礎知識を学び、生体から得られる情報を的確に把握するための臨床検査の専門的理論と技術を修得します。また、医薬品開発や医学研究に必要な創造性と探求心を養うとともに、豊かな人間性と国際的視野に立った幅広い教養を身につけた、検査技術科学と生命の分野での専門家を育成します。検査技術科学分野における検査法体験演習の様子国際交流JSTさくらサイエンスプログラムによるスリランカ・ペラデニヤ大学との交流より詳しい案内は学部案内へ!!教員からのメッセージ医学部保健学科 教授 佐藤 拓一保健学科で学べる3つの分野

元のページ  ../index.html#39

このブックを見る