新潟大学 2025 大学案内
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6Niigata University学業内容お気に入りContentFavoriteSTUDENT VOICEPROFILE■基礎演習とゼミ活動憲法のゼミに所属し、人権の問題について研究を進めています。法学は全て、文献などの資料探しから始まります。探し方は習うものの、やってみないと分からないことばかり。慣れていない2年次の基礎演習などは、2週間の発表準備期間のうち約半分を資料探しに割いていました。大変ですが、図書館に入り浸って友人と手分けして探すなど、良い思い出でもあります。みんな徐々にコツを得て、適切な資料に■り着くまでの時間が短くなっていきます。■法律相談部法律相談部に所属し、地域の方を対象にした「法律相談会」を定期的に開催しています。現役の弁護士さんにも協力していただき、相談内容に対する回答を用意するのですが、たとえば「訴訟を起こして損害賠償を請求できる」と分かっていても、それにかかる費用が莫大であったり、勝ち目がなかったりと、「現実は授業で習った通りにはいかない」と気付く貴重な機会になっています。私にとってこの部活動は、学びと現実とを結びつける、意義深い活動です。法学部法学科濱野さくらさん(北海道室蘭栄高等学校出身)社会科で法律を習った時、「法は世の中に当たり前に存在しているのに、あまりよく知らないな」と思い、法学に興味を持ちました。社会に出る前に知っておいて良かった、と思うことが今もたくさんあります。あなたにとって「真の強さ」とは?私にとって「真の強さ」とは、「視野を広く持つこと」です。私は高校時代から自分の意見を言うタイプで、それがスッと通ることも多かったのですが、「本当にこれで大丈夫なのかな?」と不安に思うこともありました。一方、大学入学後は、自分と全く違う考え方を持った人や、自分が知らないことを知っている人との交流が増え、問題点や懸念点を指摘されることが多くなりました。その分、あれこれと議論することで、自分の意見がスッと通った時よりも、考えが磨かれ、納得感が増す感覚があります。このように、仲間と共に、1つの視点ではなく複数の視点から物事を考えることで、自分ひとりでは持ちえなかった広い視野を持てるようになりました。

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