帯広畜産大学 ちくだいパンフ2024
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1年3年2年4年5・6年本学の獣医学教育は、北海道大学獣医学部との「共同獣医学課程」として、両大学がそれぞれ有する優れた教育資源を結集し、ひとつのカリキュラムとして教育を実施しています。北海道大学の教員が本学で授業を行ったり、学生が北海道大学へ移動して合同演習や実習を行うこともあります。また、ITを用いた双方向遠隔授業も行っています。本課程では、獣医学教育のグローバル化の観点から産業動物臨床教育、先端的伴侶動物臨床教育、公衆衛生教育を強化し、さらに基礎生命科学を中心とした基礎獣医学教育、野生動物学、国際基準の実験動物に関する教育も充実させることで、国際化が進む社会に貢献できる獣医師の育成を目指しています。一般教養教育として、様々な講義に積極的に参加して教養を身につけます。また、「農畜産演習」や獣医学導入教育としての「基礎学術ゼミナール」および「帯広基礎獣医学演習」を履修します。獣医学導入教育として「札幌基礎獣医学演習・獣医学概論」が開講されます。それと共に、共同獣医学課程の「専門教育」が本格的に始まります。専門科目では、獣医学の基礎・病態・応用・臨床に関する知識を習得することを目的としていますが、この時期には動物体内のつくりや仕組みを学ぶため、解剖学・生理学・生化学・薬理学などの基礎獣医学の講義や実習を履修します。基礎獣医学に加え、微生物学・寄生虫学・病理学などの病態獣医学の講義や実習を通して、動物の病気の原因となる因子やその解析手法の基礎について学びます。さらに、公衆衛生学・食品衛生学・毒性学といった応用獣医学の講義が行われます。人獣共通感染症学や疫学などの応用獣医学に関する講義が行われ、さらに応用獣医学の実習の多くが行われます。また、外科学・内科学・繁殖学といった臨床獣医学に関する科目が加わり、プレクリニカル実習では参加型実習を行うための基礎的な臨床技術の習得がなされます。獣医学の集大成として、伴侶動物や産業動物の獣医療における参加型実習が行われます。すなわち、動物医療センターや学内外の農場等において実際の診療に立ち会うことで獣医療の実際を体験します。また、卒業後の職域や興味のある研究分野について学ぶことのできるアドバンスト科目を受講します。さらには、将来の獣医師および獣医学研究者としての責任を身につけていきます。北海道大学動物医療センターにて、「伴侶動物獣医療実習」、「夜間・救急獣医療実習」を少人数グループに分かれて行います。13OBIHIRO UNIVERSITY OF AGRICULTURE AND VETERINARY MEDICINE 2024北海道大学での実習についてシラバス検索はこちらから授業概要国際的視野をもつ獣医師を育成共同獣医学課程[6年制]

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