獣医学ユニット卒業生インタビュー獣医師の資格とその知識を活かした臨床分野、食品・薬品関連分野及び基礎研究分野など国内外のさまざまな分野で活躍しています。卒業生インタビュー兵庫県農業共済組合 但馬家畜診療所 勤務鴇田 航さん2022年3月共同獣医学課程 獣医学ユニット卒業東京都立新宿高等学校出身受験生の頃の自分は、将来この仕事をしていると想像もしていませんでした。畜大での日々は、前持った知識を覆すぐらい様々なことを経験します。失敗と成功を繰り返して思い出を作ってください。19OBIHIRO UNIVERSITY OF AGRICULTURE AND VETERINARY MEDICINE 2024臨床獣医師を目指す中、実習の経験から大動物診療に憧れを抱き、兵庫県農業共済組合に入社しました。兵庫県と言えば神戸ビーフが有名ですが、その素牛となる但馬牛については、繁殖管理に力を入れて取り組んでいます。一方で、新鮮なミルクを消費地に届けるため乳牛も多く飼養されており、近畿圏内では最も畜産が盛んな地域です。畜産業は売買などお金が絡む仕事なので、常に経済的な判断を農家さんと相談しながら診察をします。また、画像診断を用いた整形外科も積極的に取り組むため、大学時代に研究した解剖学など基礎的な学びは仕事でも役に立っています。働いて1年経ちますが処置や診断に悩むことも多くあります。そんな時にすぐ答えが出てきたり、難しい処置を素早くこなす先輩の背中を見て、先輩のようになりたい、そして追い越したいと日々邁進しています。共同獣医学課程農家の生産性を上げる、獣医師としてできること。兵庫県農業共済組合農業保険法に基づき、共済事業を行う農業共済団体。農作物・家畜・畑作物・園芸施設などが、不慮の事故によって受ける損害を補てんする「農業共済」や「収入保険」を実施している。その中の一つ、家畜共済では、「牛・馬・豚」を保険の対象とし、家畜が病気で廃用になったり、予期せぬ事故で死亡してしまった場合に、農家へ共済金を支払う。各団体には獣医師が所属しており、家畜の診療費用は保険で補償される。これからも農家と支え合いながら、日本農業を守り続けていく。Message
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