ii I 共同獣医学課程|Obhiro Unversity of Agriculture andVeterinary Medicine |CAMPUSGUDE202517 臨床獣医学分野伴侶動物獣医療学系産業動物獣医療学系形態学系 基礎獣医学分野機能学系応用獣医学系VOICE犬・猫をはじめとする伴侶動物では、専門性の高い先進的な獣医療を提供できる獣医師が求められており、産業動物の獣医療では、生産病対策や繁殖障害対策による生産性の向上や動物由来感染症の予防や蔓延防止が重要な課題です。獣医療に対する社会的要望に応えるべく、より高度な予防・診断・治療技術の構築を目的とした研究を行います。動物が有する生命の基本原理とさまざまな疾患にみられる生物学的事象を総合的に科学します。健康な動物の生命現象に関わる基礎的研究を推進し、自然界の環境変化や環境汚染物質が動物にもたらす現象の解明や、動物にみられる疾患の診断・病態の解明、感染症疾患の原因となる病原体との相互作用について診断・予防法を含めた研究を行います。YATABE Takumi谷田部 匠共同獣医学課程6年茨城県立並木中等教育学校出身ための研究に取り組みました。サラブレッド種馬に用いられている発情誘起や排卵誘発ホルモン製剤(薬)の「ドサンコに対する有用性」を確かめる研究です。サラブレッドに関する同様の研究は多く存在しますが、ドサンコに対するホルモン製剤の有用性を扱う研究はほとんど無かったことから、この研究に取り組んでみようと考えました。種としての存続が危ぶまれている日本在来馬、中でも北海道ならではのドサンコ生産に役立てることができる点に、研究の意義を感じます。幼い頃から馬が好きで畜大への入学を決めた自分にとって、日常的に大動物に関わる機会が多い環境を得られたことに喜びを感じています。臨床獣医学分野産業動物獣医療学系ホルモン製剤の有用性を調べドサンコ生産に貢献を北海道和種馬(ドサンコ)の繁殖を支える01
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