帯広畜産大学 ちくだいパンフ2025
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ii I 畜産科学課程|Obhiro Unversity of Agriculture andVeterinary Medicine |CAMPUSGUDE202524Voice Of ProfessorVOICEVOICETAKATA Momoka髙田 桃花畜産科学課程4年兵庫県立長田高等学校出身生にもたらす影響について研究しています。病原菌、共生菌に関しては、個々の研究例は多いのですが、相互作用の研究は少ないことからこのテーマに決めました。生態学的な病原菌、共生菌の相互作用解明が目標です。研究は、当初立てていた仮説とは異なる結果が表れ、新たな実験を加えるなどしました。大学院への進学が決まりましたので、引き続きこの研究に取り組んでいく予定です。高校時代に「自然豊かな北海道で生き物の勉強がしたい」と思ったことがきっかけで決めた進学。今後も「帯広の森」をフィールドに、新たな発見をしていけたらと考えています。人間のあらゆる活動は間接的、または直接的に自然環境によって支えられています。農畜産業もこれを取り巻く自然環境との関わり合いを無視しては成り立ちません。北海道の豊かな自然環境を構成する生態系の仕組みを学び、“自然環境と農畜産業の関係を将来どのように発展させるとよいか”について、環境生態学ユニットで考えてみませんか?IIDA Emi飯田 依未畜産科学課程4年北海道北見北斗高等学校出身種は、体の末端にハサミを持っており、雌雄で異なる形態をしています。中でもオスのハサミは左右非対称の形態をしており、その非対称性の機能を明らかにしたいと考えました。研究のスタート時に浦河で100頭ほど捕獲し、その後代を重ねて800頭ほどを飼育しました。当初はなかなか孵化しないなど苦しい時期もありましたが、研究室の仲間、相談に乗っていただける先生の存在に多く助けていただきました。当然かもしれませんが、畜大には「昆虫や動物嫌い」が少ないので進学当初とてもうれしかったですし、実習や研究、アルバイトを通じて本当に多くのことを学びました。KUMANO Norikuni熊野 了州教授土壌中の病原菌、共生菌の相互作用解明が目標フィールドを支える生態系を解き明かす土壌中の病原菌と共生菌がアカエゾマツ実生(みしょう)とトドマツ実生態系の仕組みを学び、自然環境と農畜産業の関係を考察昆虫も生態系を支える大切な仲間ハマベハサミムシの武器形質の謎を解くハマベハサミムシという昆虫のオスの武器形質を研究しています。この0607

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