ii I 畜産科学課程|Obhiro Unversity of Agriculture andVeterinary Medicine |CAMPUSGUDE2025PITタグを用いた農村地域に生息するキタサンショウウオの生態調査を30Voice Of ProfessorVOICEVOICEIWASAKI Kei岩崎 圭畜産科学課程4年北海道帯広三条高等学校出身研究テーマとしました。PITタグとは、ガラスで包まれたマイクロチップです。これをキタサンショウウオの体内に埋め込み、リーダーを使ってマイクロチップの情報を読み取ることで、繁殖期、非繁殖期の違いによる移動、分散の様子を調べる研究です。幅広い意味では「キタサンショウウオの生態調査」ですが、純粋な生態調査ではなく、農業が行われている環境周辺に生息する生物の生態と農業との関係を明らかにするところに、農業環境工学の一分野として取り組む生態調査の意義があると考えています。農業に対するアプローチ方法の多様さは、入学後から驚きの連続です。農畜産業には水と土の適切な管理、農業機械による営農・収穫作業、肉・乳製品の生産加工などの技術が必要です。また、家畜排せつ物等のエネルギー化や雪氷エネルギーの利用など環境負荷を低減可能な技術も求められます。本ユニットでは、農業の生産性と農村環境の保全に貢献する一連の技術体系をもとに、工学的視点から理論的に分析し実践的に問題を解決できる人材育成をめざします。YASUE Hinako安江 日向子畜産科学課程4年筑波大学附属坂戸高等学校(茨城県)出身液といいます。この消化液を液体肥料として利用する取り組みに関係する研究を行いました。機械的な処理により肥料成分の調整を行った消化液を液体肥料として利用した場合、その処理を行っていない消化液に比べ「どのような差が出るか」を調べる研究です。幼い頃から牛や畜産に興味を持っていましたので、少しでも近いジャンルの研究に取り組もうと考えました。当初はアニマルウェルフェアに注目していましたが、農業環境工学ユニットで学び始めてからは、牛はもちろん農畜産業への関わり方の幅広さに気づき、視野を広げることができました。MUNEOKA Toshimi宗岡 寿美教授消化液を液体肥料として有効に活用する酪農、畜産業の課題に工学からアプローチ牛のふん尿などをバイオガスプラントで処理する際に生じる液体を消化農業や農業の周辺環境と生態系の関係を工学的な視点、技術で明かす食料・環境・エネルギーを工学的技術で支える1213
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