帯広畜産大学 ちくだいパンフ2025
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ii I 学長メッセージ|Obhiro Unversity of Agriculture andVeterinary Medicine |CAMPUSGUDE2025農学・畜産科学・獣医学を専門とする04本学で得られる学びは、地球規模課題を解決へと導く「実学」です。そして現代社会では地球規模の視点から、さまざまな課題の解決に挑む人材が必要とされています。たとえば、本学の学びと関連が深い農畜産業分野には、将来を見据えた食糧確保という課題が存在しています。しかし、農作物や畜産物の生産能力向上だけでは根本的な解決には至りません。環境問題、人口問題、国際情勢、公衆衛生、エネルギー、テクノロジー、市場動向、生産者の利益などを総合的に捉える必要があります。言い換えるならば、農畜産業を持続可能とする、総合的な視点からのアプローチが求められているのです。 本学の使命、本学で学ぶ意味とは、こうしたアプローチを「実学の知の拠点」を担う一員として、農学・畜産科学・獣医学の分野から支えること。同時に、各分野を主なフィールドとして、本学での学びを「実社会に還元、応用、実装できる人材の育成」をめざしています。 食を支える農畜産業の本質は、命をつなぐ営みです。皆さんには、その本質を出発点に、現代ならではの社会課題解決に立ち向かう人材として、大きく羽ばたいていただきたいと考えています。 そのためにも、多くの企業や農家との連携拡大による次なる課題発見や「総合ウマ科学教育プログラム」などの新たなアプローチ、「食の安全」について生きた学びを得ることを目的としたISO/IEC17025やFSSC22000といった国際認証など、本学を特徴付ける多くのキーワードを糸口として、皆さんが「心から学びたいと思う方向性」について見定めていただくことを願っています。

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