帯広畜産大学 ちくだいパンフ2026
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iiI andVeterinaryMedicine|CAMPUSGUDE2026ityofAgriculture畜産科学課程|ObhiroUnversKIBA NatsumiKUMANO NorikuniITOH Misato畜産科学課程 4年金沢大学 人間社会学域 学校教育学類 附属高等学校(略:金沢大学附属高校)出身畜産科学課程 4年徳島県立城ノ内高等学校出身熊野 了州 教授喜羽 夏未翫 美里24V O I C EV O I C EP R O F E S S O R V O I C Eフィールドワークで実感を持って学べる環境が魅力現場に役立つ研究を目指して生態系の仕組みを学び、自然環境と農畜産業の関係を考察現場と結びつく面白さを実感して自分の興味関心がより明確になったと感じています。現在は牧草地をフィールドにして、ハイパースペクトルセンサで飼料の形を壊すことなく、粗タンパク質や繊維などの成分を迅速に推定する技術開発に取り組んでいます。地上で取得した分光データと刈り取りによる化学分析結果を組み合わせ、深層学習モデル(1D□CNN)を用いて推定精度の向上を図っています。今後は本学の修士課程に進学して、農家の人をはじめ農業の生産現場で働く人に貢献できる研究をさらに深めていきたいです。ルドワーク中心の環境生態学実習の授業が印象的で、生態学が実際の人間のあらゆる活動は間接的、または直接的に自然環境によって支えられています。農畜産業もこれを取り巻く自然環境との関わり合いを無視しては成り立ちません。北海道の豊かな自然環境を構成する生態系の仕組みを学び、“自然環境と農畜産業の関係を将来どのように発展させるとよいか”について、環境生態学ユニットで考えてみませんか?を目的に、縮小都市で増加する空き家が野生動物の個体数に与える影響を調査しました。人口減少に伴い軋轢対策に掛けられる人員と資金が益々制限され得るため、大学院では軋轢を予防する上で効率的な空き家の管理方針をシナリオ分析で検討していきたいです。本学に入学する前は、このような野生動物との軋轢に対する問題意識を共有できる人がおらず不安でしたが、本学では先生や先輩方が私の研究テーマを尊重し、真摯にご助言をくださり感動しました。それぞれの目標に向かって邁進する他の学生の姿にも励まされています。入学前は勉強が苦手でしたが、本学で学ぶ楽しさに気付けました。やりたいことと真剣に向き合う仲間と楽しく学びながら野生動物と人間との軋轢問題を研究する憧 れの北海道で生態学を専門的に学びたいと本学に進学しました。フィー卒 業論文では、縮小都市における野生動物と人との軋轢を緩和すること0706

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