iiI andVeterinaryMedicine|CAMPUSGUDE2026ityofAgriculture学長メッセージ|ObhiroUnvers本 学で 得られる学びは、地 球 規 模 課 題を 解 決 へ と 導 く「 実 学 」 で す。 そ し て 現 代社 会 で は 地 球 規 模 の 視 点 か ら、 さ ま ざ ま な課題の解決に挑む人材が必要とされています。本学の学びと関連が深い農畜産業分野には、将来を見据えた食料確保という課題が存在しています。しかし、農作物や畜産物の生産能力向上だけでは根本的な解決には至りません。環境問題・人口問題・国際情勢・公衆衛生・エネルギー・テクノロジー・市場動向・生産者の利益などを総合的に捉える必要があります。言い換えるならば、農畜産業を持続可能とするアプローチが求められているのです。そのため、本学における新たな取り組みにおいても、農畜産業の持続可能性を総合的に捉えた視点を重視しています。たとえば、農畜産業のスマート化推進には、電力需要を支え続けるための根拠が必要です。そこで、農地などの地面を覆わずに発電可能な「垂直式太陽光パネル」というソリューションに可能性を見いだし、本学内で実証試験を開始しました。また、日本の馬産業を支える人材育成をめざす「総合ウマ科学教育プログラム」では、室内調教が可能な馬生産育成教育棟を新たに建設し、学びの幅を広げました。さらには、若手研究者による「次世代農畜産技術実証センター(ALIHUB)」を発足させ、多くの企業や農家との連携拡大を図りながら、次なる課題発見や最先端農畜産技術の社会実装をめざすプロジェクトをスタートさせています。ここに記した例だけでなく、本学で得られる学び、知識やスキルは、日々広がりを見せています。こうしたキーワードにふれながら、皆さんが「心から学びたいと思う方向性」について見定めていただくことを願っています。そして皆さんに忘れずにいていただきたいことは、食を支える農畜産業の本質とは「命をつなぐ営み」であること。その本質を出発点に、本学での学びをきっかけとし、現代ならではの社会課題解決に立ち向かう人材として、大きく羽ばたいていただきたいと考えています。03農 学・ 畜 産 科 学・ 獣 医 学 を 専 門 と す るM E S S A G E
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