大分県立看護科学大学 大学案内2021
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女性・家族の健康と幸福を支援するパートナー主な進路● ハイリスク妊産婦ケアやNICUケアを担う周産期母子医療センター● 分娩件数が年間1,000件以上の病産院● 院内助産・助産師外来を要する病産院● BFH(Baby Friendly Hospital:赤ちゃんにやさしい病院)などNICU課題探究実習妊娠期課題探究実習周産期診断技術演習(段階的OSCE)助産過程展開演習助産保健指導演習分娩期実践演習助産マネジメント演習助産学統合実習ハイリスク妊産婦ケア実習助産師国家試験の受験  妊娠期継続事例地域母子保健演習助産学概論 妊娠期診断技術特論 助産マネジメント論周産期特論 分娩期診断技術特論 地域母子保健学特論リプロダクティブ・ヘルス特論 産褥・新生児期診断技術特論母子成育支援特論 ウイメンズヘルス特論課題研究開始課題研究論文提出・発表本大学院が目指す助産師に必要な6つの能力と助産師像妊婦褥婦、胎児、新生児に対して助産過程を展開できる熟練した助産実践能力女性の一生における性と生殖に関する健康課題に対する支援能力他職種と協働し社会資源を活用・開発し、個人および社会の性と生殖に係る健康問題を解決できる能力倫理的意思決定能力助産・助産学の発展に寄与できる研究開発能力助産システムの活用・調整および助産管理能力女性・家族の健康と幸福を支援するパートナー実 習演 習講 義1年次生2年次生実践者養成 助産学コースとは本コースでは、女性・家族の健康と幸福を支援するパートナーとして、図に示す6つの能力を持つ助産師の育成をめざしています。助産実践力を身につけるために段階的OSCE(客観的臨床能力試験)を取り入れた教育を実施しています。助産の臨床実習では様々な多重課題や高度な臨床推論能力を要求される場面が多いため、学内の講義・演習でディスカッションを取り入れ、臨床推論力を強化し、超音波診断装置を用いた高度な助産診断技術、集団・個別指導のシミュレーションを行い、あらゆる場面に対応した準備をしています。性(いのちの)教育は市内小学校で実演し、貴重な経験を積むことができます。さらに、NICUにおける実習では、ハイリスク新生児や未熟児のケアを実施し、他職種との連携や協働、社会資源の活用などを学ぶ機会となっています。妊娠・分娩・産褥・育児期の継続した実習、正常からの逸脱事例や災害を想定した緊急時のシミュレーション学習、課題研究をまとめることは、助産師としてのアイデンティティを形成することにつながっています。本コースを修了すると、助産師国家試験受験資格とともに修士(看護学)の学位が与えられます。看護学専攻実践者養成 助産学コースカリキュラムの流れ33

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