大分県立看護科学大学 大学案内2024
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学年を超えたチームメンバーとの共同作業を通して交流を深めます地域で暮らす方たちの健康、笑顔を守っていけるような看護師に病院実習だけでは学ぶことができない多くの経験と学びを得る10学部 4年次 山内 珠鈴学部 1年次 山野内 遥菜予防的家庭訪問実習を通して、多くのことを学ぶことができました。地域で生活を送る協力者さんのご自宅を継続的に訪問することで、その時々で協力者さんを取り巻く環境や生活状況が変化し、それに伴い心身の健康状態も変化するということを学びました。また、それらの心身の変化に早期に気づき、より良い生活と健康のために働きかけることが重要であると学ぶことができました。チーム間での関わりでは、1・2年生の頃には先輩の姿を見て、効果的なコミュニケーションのとり方などを学ぶことができました。3・4年生の頃にはチームの中心的存在として、チーム全体のマネジメントを行うことで、責任感を持ち行動することができるようになりました。また、チーム間で他学年の学生と意見を交換し合うことで、新たな視点を持ち、支援について考えることもできました。予防的家庭訪問実習では、地域での生活と地域の方々の温かさに触れることもでき、病院実習だけでは学ぶことができない多くの経験と学びを得ることができとても勉強になりました。予防的家庭訪問実習で上級生と一緒に協力者さんの家を訪問し、コミュニケーションをとりながら必要な情報を収集していきます。核家族化が進み、高齢の方と交流する機会が減ってきている中で、このような交流の機会を持つことができ、とても貴重な経験をさせて頂けているなと感じています。離れた世代の方との交流は、新しい発見がたくさんあります。どんな風にコミュニケーションを取ればよいのか、どんなアドバイスができるのかなどを考える機会になり、多くの学びを得ることができ、協力者さんと一緒に成長しているようでとても楽しいです。協力者さんの明るい笑顔を見ていると、地域で暮らす方たちの健康、笑顔を守っていけるような看護師になりたいと強く思います。また、班に1~4年生がおおよそ1名ずつ配置されていることもこの実習の強みだと思います。同じ話でも、私と先輩の得る情報量が違ったり、私ができなかった見方をされていたりと、実習をする度に先輩の凄さを感じます。実習以外でも勉強法を教えて下さるなど、先輩の優しさにもとても助けられています。Oita University of Nursing and Health Sciences本実習では1~4年次生各1名の4人で学年縦割りのチームを構成し、大学周辺にお住まいの70歳以上の高齢者の自宅を訪問します。予防的家庭訪問実習

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