大阪市大の挑戦自治体の現場から内閣まで細部に分け入って行政を考える法学研究科 手塚 洋輔先生行政は私たちの暮らしや仕事と密接に関係しています。こうした国や自治体の活動は法令という設計図に従って行われますが、だからといって機械のように全てが自動的に実行されるのではありません。職場内部の関係から始まって、民間を含めた他の組織との関係、政治家との関係、ひいては私たち一人ひとりとの関係の中で形作られているのです。その複雑な実態を解明するべく、過去の文書を調べ、当事者に聞き取りを重ねています。行政を知ることは世の中のしくみを知ることにつながります。Professor’s MESSAGEChallenge of OCUもっぱら法律の条文を暗記することが法学部の勉強ではありません。もちろん法律の細かい知識を知ることは大切ですが、同時にそうした知識が社会の中で持つ意味を考えなければなりません。そのために、法学と同時に広く政治学も学ぶのです。柔軟にルールを使いこなし、批判し、改良できる人材を育成するための、充実した諸講義を提供します。法学部ではどのような勉強ができるのですか?法制度やルールを考え、健全な社会をつくりたい。在学生の声Student Voiceゼミでは刑事法を学び、犯罪者を生まない環境づくりについて研究しています。法が定められた背景や社会的な機能など、社会で役立つ実用性の高い知識が身に付いていると感じます。将来は法曹実務家として、健全な社会づくりに貢献することが目標です。なかやまかずひと法学科 3年生 中山 一仁履正社高等学校卒業の高ると実23OSAKA CITY UNIVERSITY法学部
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