大阪市立大学 大学案内2020
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教育5OSAKA CITY UNIVERSITYプロモーションや販売戦略は何度も議論を重ねて検討されました。オリジナルのガラス製酒器セットは、クラウドファンディング開始後、20時間で完売しました。酵母開発に中心となって関わったのは、理学研究科の田中教授。酒器はプロモーションを担当した学生が、大学内の工作技術センターにおいて一つずつ加工しました。酵母研究のプロフェッショナルが生み出す「王道の日本酒」を文系学生がプロモーション本突破人発売開始1ヶ月で支援者 理学研究科の田中俊雄教授※と京都市産業技術研究所がおよそ10年前に「美味しい王道の日本酒」を目指して共同開発した酵母「京の華」を使用し、京都伏見の老舗蔵元「月の桂」にて醸造された大阪市立大学オリジナル純米吟醸酒「月の桂」を開発しました。 販売に伴うプロモーションは文学部「表現・表象文化論演習Ⅱ」(担当 菅原 真弓教授)でアートマネジメントを学ぶ学生が中心となって企画。「自分たちと同世代の若者たちが手に取りやすいデザイン」をコンセプトにラベルやボトルを考案しました。販売戦略は経営学研究科の吉村典久教授が考案し、大阪市立大学の知を結集させたプロジェクトとなりました。 プロモーションの柱として企画したクラウドファンディングでは開始から24時間で600本の予約があり、中でも数量限定で制作した学章入りのオリジナル徳利とお猪口の酒器セットは開始後20時間で完売するなど、大きな反響を呼びました。※開発当時(現:名誉教授)

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