大阪大学 GUIDEBOOK 2021
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よくある質問?!特集教育システムキャンパスライフインフォメーション■Topics学部紹介医学部(保健学科)阪大病院に就職する人が多いんですか?確かに阪大病院への就職は多いですが、その他の病院、保健所、企業、研究所などへの就職もあります。QA■Topics大阪大学医学系研究科附属ツインリサーチセンターにて保健学専攻のがん専門医療人の育成がんワクチン療法の国際的臨床応用 がんは、日本の死因第一位の疾患であり、国民の生命および健康にとって重大な問題です。保健学専攻では、がんの予防・検診から、診断、治療、そして在宅、緩和医療に至るまで、がんのそれぞれの局面に必要ながん専門の医療人の育成を行っています。「がん看護専門看護師」「細胞検査士」「医学物理士」の3養成コースを設定し、実習を含めた実践的な教育内容を提供しています。さらに、国際的にも活躍できる高度医療を担う人材や、指導的立場を取れる専門職の育成にも努めています。 予防医学において注目を集める双生児研究(ツインリサーチ)。世界有数の規模を誇るツインレジストリー(双生児研究用データベース)をもとに、バイオリソースを含む研究基盤を構築、国内や海外の主要な双生児研究機関とも連携し、教育学・行動学・心理学・社会科学など学術領域を超えた先端的研究を行っています。 病気や認知・行動における「遺伝」と「環境」の影響度合いを測定し、発症・発現のメカニズムを解明することにより、健やかな社会形成と健康長寿実現への貢献が期待されています。 日本が迎える高齢化社会において、がん治療も変わりつつあります。本学科では、ヒトに優しいがんワクチン免疫療法・粒子線治療に関する研究を行っています。また、がん再発予測や予防のための糖鎖バイオマーカー、次世代型画像診断の開発にも取り組んでいます。とくにWT1ワクチンは、日本のみならず世界的な展開を見せています。まさに長年の基礎研究が熟成し、実学研究へと発展しました。これらの研究が、ボーダレスかつ有機的連携を行うことで、さらに新しい医療技術科学が生まれます。がんプロフェッショナル養成プランゲノム世代高度がん専門医療人の養成ツインリサーチセンター双生児研究を推進する国内唯一の専門機関最先端がん・再発予防研究ヒトに優しいがん治療・再発予防の研究 多様なバックグラウンドを持った教員が、医療の基本を教え、研究力向上を目指して、学生の指導にあたります。医療のプロになる道は厳しいですが、大阪大学という最高の環境を生かして、自分の道を作りましょう。阪大医学部保健学科のキャッチフレーズは「医療は保健学から変わる ~継続する力と夢見る勇気~」になります。「医療は保健学から変わる」~自分の道を作ろう~三善 英知医学系研究科保健学専攻 保健学科長/保健学専攻長専門分野: 生化学、消化器内科学 自身の専攻に加え医学科、さらには工学部といった他専攻の教授も講義をしてくださるので広分野にわたる深い知識が身につきます。検査技師に限らずさまざまな将来像をもつ人がおり、お互いを高め合う環境に身を置くことができます。また、実験設備も充実しており医療現場で実際用いられる器具で実習ができ、入学してよかったと実感する日々です。幅広い講義と充実した実験設備山下 愛理彩須磨学園高校 出身保健学科3年生(検査技術科学専攻)在学生からのメッセージ教授からのメッセージ33

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