大阪大学 GUIDEBOOK 2021
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各研究科資料のご請求方法は各研究科のホームページをご覧ください。資料請求はこちら 本研究科では、日本の人文学教育・研究の拠点として、より強みを発揮することを目指して、2017年度より大学院等高度副プログラム「グローバル・ジャパン・スタディーズ科目」を開講しています。「世界のなかの日本史」「世界文学のなかの日本文学」「日本語の歴史」「現代日本語の諸相」「世界のなかの日本美術」「世界のなかの日本演劇」「現代日本のポピュラー音楽」「日本の民俗と宗教」「日本の社会と思想」「異文化交流のなかの日本」等の科目が開かれているほか、英語のみによる科目 “Academic Skills for Humanities” および “Issues in Contemporary Japanese Studies” を選択必修として設け、「日本」を巡る知識を広く学べるのみならず、多言語の視点から日本を見る術を提供することを目指しています。日本人、外国人を問わず、日本に興味を持つすべての皆さんに開かれたプログラムです。 さまざまな社会的課題の解決に向け、大学と市民・企業・行政・NPO等、多様なステークホルダーが連携・協働し、「共創知」を産出する必要があります。その共創の仕組みを本研究科では「大阪大学オムニサイト」(OOS)と呼び、未来共創センターをハブとして、人びとが支え合い、共生できる場を創出しています。オムニサイトを教育・研究・社会貢献に活かすべく、さまざまなプロジェクトをおこし、「産官学民による共創」を推進していきます。 例えば、防災見守りプロジェクトでは、本学が開発した「未来共生災害救援マップ」と、風力・太陽光発電、蓄電池、通信、LED電灯、見守りカメラといった機器を備えた独立電源通信装置、「たすかんねん」を活用し、被災者と支援者の双方向的通信を通じた被災地支援の仕組みの構築に取り組んでいます。 また本研究科では、2019年度から「人間科学未来共生博士課程プログラム」をスタートさせ、多文化共生社会の実現に寄与する博士課程人材の輩出に着手しています。日本に興味を持つ、すべての方のためのプログラムを開講共生社会を創造する新たな共創の仕組み「オムニサイト」■Topics■Topics思想・歴史・文学・社会・言語・芸術など、27の専門分野・コースを有する多彩な研究体制が最大の特色。資料収集・分析、さらにフィールドワークで検証を重ねる実証的な姿勢が本研究科の伝統であり、多数の実績を上げています。また社会人や留学生の受け入れも積極的に行っています。みまもりロボくんⅢ実験機(現在は「たすかんねん」に名称変更)設置完成披露式本研究科は、「行動学系」「社会学・人間学系」「教育学系」「共生学系」の4学系と「未来共創センター」で教育研究を行っています。人文学から社会科学・自然科学にわたるさまざまな専門知を総合する統合知、また学内外の多様な組織との協働を通じた共創知を生み出す「知のキュレーション」によって、社会における諸課題の解決を目指します。<知のキュレーション>による産官学民による共創人間が生み出すあらゆる文化を、実証的に研究する大学院・研究科紹介ホーム > 学部・大学院・施設 > 大学院 > 各研究科パソコンから人間科学研究科大学院文学研究科大学院文化形態論/文化表現論/文化動態論人間科学42

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