大阪大学 GUIDEBOOK 2023
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多様な人との出会いが「研究型全6年制」と部活を通して成長を実感視野を広げるきっかけに!薬学部を志望した理由を教えてください。 生まれ育った富山では、地元の製薬会社の方が薬を置きに定期的に家に来ていました。薬は、小さな頃から身近な存在だったんです。 最初は薬剤師になるつもりでした。でも、中学生の頃、地元企業がインフルエンザ治療薬を開発したというニュースを見たこともあり、薬の研究開発に興味を持つようになりました。人の役に立つものを生み出すというところがおもしろそうだなと思ったんです。なぜ大阪大学を選んだのですか? 研究に携わりたいという思いが強くなっていたのですが、両親は「薬剤師の資格を取ったほうがいい」とアドバイスしてくれました。そんなとき、大阪大学で「研究型全6年制」が導入されると知ったんです。私の希望と一致していました。大阪大学は研究が盛んだし、資格も取れるというので、志望校に決めました。3年生までに、どんな授業を受けましたか? 1年生は豊中キャンパスで過ごすことが多くて、他の学部の人といろいろな授業を受けて楽しかった記憶があります。2年生研究室について知る機会は設けられているのですか? はい。1、2年生のときに、いろいろな研究室の見学ができたり、説明を聞いたりできます。入学したばかりの頃は、どんな分野に進みたいか何も決まっていないですよね。自分がおもしろいと思う分野を見つける機会があって、とてもうれしかったです。 いま所属している研究室は、先生が自分の研究を楽しそうに話していて、とてもおもしろかったので希望しました。になると専門の授業が増えて本当に大変でした。後期から実験が入ってきて、午後はすべて実験の実習です。毎日レポートを書きました。薬学部では、2年生までの成績が、3年生で希望する研究室に所属できるかどうかに関わるので、必死に頑張りました。3年生では、研究室で研究の基本を学びました。授業がある日を除き、朝から夕方まで研究室にいます。楽しいときもあれば、うまく行かないときもあり、「実験しているなあ」と感じています。8在学生に聞きました!薬学部は2019年度から「研究型全6年制薬学教育システム」を導入し、薬学科(6年制)のみの1学科になりました。臨床の第一線で活躍する薬剤師・医師も参画する充実したカリキュラムに加えて、研究に打ち込む時間を十分に確保し、薬剤師養成のための教育と研究力の涵養を両輪とするグローバル人材の育成を目指しています。同制度1期生の髙山結衣さんは4年生のいま、研究室に所属し充実した日々を送っています。3年生で引退するまでは、テニス部の活動と両立していました。阪大生INTERVIEW 〜私たちが、阪大を選んだ理由〜

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