大阪大学 GUIDEBOOK 2023
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高校で学んだ「点」が、大学で「面」に!大阪大学を志望した理由は? 高校生のとき、大学は外国語学部に進もうと考えていました。外国が好きで、英語以外にもいろいろな言語を学びたかったからです。私は将来、外国に関連する仕事か、人の生活を支える仕事に就きたいと考えています。そのためには、ツールである語学だけでなく、人間や社会についても理解する必要があると感じました。大阪大学のオープンキャンパスに参加したとき、他の学部の授業も受けられる「マルチリンガル・エキスパート養成(MLE)プログラム」を知り、入学を目指すことにしました。入学して、理想通りでしたか? 私にとっては理想以上でした!MLEプログラムを活用して受けた人間科学部の授業が、思っていた以上に自分の興味と合っていました。「人文学と人間科学」という授業なのですが、抑圧された人びとの声にどのように耳を傾け、共生社会を構築していくかを考えました。人の心や社会を理解するうえで、とても為になったと感じています。エントランスにある石板には25の言語で格言等が刻まれている。学生生活の典型的な1日を教えてください。 私の場合をお話しします。だいたい朝6時半頃に起きて、1限目がある日は8時頃に家を出て箕面キャンパスに向かいます。MLEプログラムの日は、昼休みに吹田キャンパスまで自転車で約20分かけて移動し、授業を受けます。そしてまた箕面に戻り、5限目が終わったら塾の講師のアルバイトに行きます。時間があるときは、ときどきサークルに行きます。外国語学部のほうはいかがですか? 専攻のモンゴル語は発音が力強く、文法は日本語と似ている珍しい言語です。大学で学ぶまでヨーロッパの言語ぐらいしか知らなかったのですが、世界には他にも素敵な言語があるのだと知りました。さらに言語が好きになりました。 専攻語以外にいろいろな言語を勉強している友人がいて、言語の話をしたり、教えてもらったりするのがとても楽しいです。友人は言語の音が好きで、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いとか、ロシア語の音の話をしています。10在学生に聞きました!外国語学部には25言語の専攻があり、世界の多様性の縮図となっています。さらに、国立の総合大学で唯一の外国語学部という強みを活かし、他の文系4学部や工学部、数理・データサイエンス・AIの専門教育を履修できる「マルチリンガル・エキスパート養成(MLE)プログラム」を設けるなど人材育成に力を入れています。総合大学という点に魅力を感じて入学したという同学部3年生の冨士純美詠さんは、同プログラムや留学制度などを有効活用し、有意義な学生生活を送っています。阪大生INTERVIEW 〜私たちが、阪大を選んだ理由〜「理想以上」のマルチリンガル養成教育

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