大阪大学 GUIDEBOOK 2023
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 大阪大学は、開学以来の国立大学という組織を離れて、国立大学法人として新たに出発する。かねて大阪の地に根づいていた懐徳堂・適塾以来の市民精神を受け継ぎつつ、「地域に生き世界に伸びる」ことをモットーとして、それぞれの時代の社会の課題に応えてきた。歴史の大きな転換点をむかえつつあるいま、大阪大学が国立大学法人として新たな出発をするこの機に臨み、将来の豊かな発展を期して、あらためて自らの基本理念を以下のとおり宣言し、大阪大学の全構成員の指針とする。のぼり、学問の真髄を極める専門性の獲得に加え、幅広い見識に基づく確かな社会的判断力としての「教養」、異なる文化的背景をもつ人と対話できる「国際性」、自由なイマジネーションと横断的なネットワークを構想する「デザイン力」を備えた人材を、時代を超えて育成し続けてきました。2003年3月パソコンからホーム > 教育12こちらのWebサイトには、大阪大学憲章を詳しく掲載しています。本学は「知の創造、継承及び実践」を使命とし、「地域に生き世界に伸びる」をモットーに、学問の独立性と市民性を備えた世界水準の高度な教育研究を推進し、次代の社会を支え、人類の理想の実現を図る有能な人材を社会に輩出することを目的としています。大阪大学憲章の精神 大阪大学は、それぞれの時代の社会の課題に応えるために、「地域に生き世界に伸びる」ことを自らの基本理念として宣言し、1931年の建学以来、自由闊達な市民社会と共にあらんとする精神を旨に、地域と世界に対して、優れた人材を輩出し、常に時代の先端的学術成果を生み出し、イノベーションをもたらしてきました。この原動力は、大阪大学の源流である懐徳堂において育まれた逞しい市民精神にまでさか1.2.3.4.5.6.世界水準の研究の遂行高度な教育の推進社会への貢献学問の独立性と市民性基礎的研究の尊重実学の重視7.8.9.10.11.総合性の強化改革の伝統の継承人権の擁護対話の促進自律性の堅持大阪大学憲章大阪大学の教育

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