大阪大学 GUIDEBOOK 2023
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2Pick UP Seminar 一見なんの法則性もないような社会の仕組みや歴史的出来事は、統計物理学の一項目である「べき乗則」により系統的に説明することができます。本授業では「べき乗則」について学ぶことを通して、社会秩序の理解や研究、生活に役立つ知識を習得し、今後の大学生活の充実を目指します。1 5分間で本を紹介し、最後にどの本が一番読みたくなったかを投票しチャンプ本を決める「ビブリオバトル」を取り入れた授業。クラスメンバーの発表を聞くことで、ふだん自分が読まない分野の本に触れることができます。また、本の内容を人に魅力的に伝えるプレゼンを組み立て、設定された時間内に人前で発表する経験を重ねることで、楽しみながらプレゼン力を磨くことができます。TOPICS [トピックス]学部・分野を越え、大阪大学での学び方を学ぼう!学問への扉「マチカネゼミ」 レポート 学問への扉「マチカネゼミ」は、1年次の初めに、他学部・他分野の学生とも接しながら、異なったものの見方や課題解決の道筋を意識する場として、「大阪大学における学び」の出発点をなす必修科目です。春〜夏学期に約250クラスを開講しており、その一例をご紹介します。 発表の機会は4回あり、各回にテーマを設定。「ふだん読むもの以外の書物に関心を広げる」という狙いがあることから、これまで読んだことのある本だけでなく、テーマに沿ったおもしろい本を発掘する必要があり、思わぬ形で興味深い本との出会いが待っています!高校までの学びとの違いがわかった 大学における研究が高校までの学習とどのように異なるかをよく理解できた。具体的な方法論を学び、そのうえで学生の自主的な発表を行う授業形態に慣れることができた。 理系と文系の学生の混合グループでディスカッションが進められます。物理を題材とした授業ですが、理論の理解に加え、社会における実例等について議論を行うため、理系と文系それぞれの知識を総動員させることとなります。このように他分野の学生と一緒に学ぶことで、多角的なものの見方ができるようになります!「学問への扉」の履修により期待される効果Point学問への扉「マチカネゼミ」 受講者の 声Pick UP Seminarビブリオバトル入門●大学教員との直接対話によって喚起される学びへの新たな意識●専門とする分野以外の研究に触れることによる専門分野を見る視野の広がり●他学部の学生、他分野の先生との交流が育む、分野の壁を越えた学習意欲の向上Point物理的視点からみた人間活動の本質特集教育システム大阪大学の教育キャンパスライフインフォメーション学問への扉「マチカネゼミ」特設ページ15学問がおもしろいと感じた 一見、自分が将来専門とする分野とはまったく異なるように思える分野でも、それに関わるものを探求していくと、これまで気づいていなかったつながりがあることがわかった。他学部の学生と一緒に学べて良かった (文系学部の私が)理系学部の人と交流する機会であり、学部内の友人とは思考や発言内容が違うことに驚いた。学問への扉を通して、広い視野を持って社会に意識を向けることを忘れないようにしたいと思った。アカデミック・スキルズが学べた 課題に対して自ら取り組み、考え、議論できた点が良かった。また、失敗に対してどう改善したら良いかなど、グループで議論し、ひとつの課題を解決する力やコミュニケーション力の大切さを学んだ。

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