大阪大学 GUIDEBOOK 2023
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 大阪大学では、全国に先駆けて、2009年に豊中キャンパスと吹田キャンパスの図書館に「ラーニング・コモンズ」をオープンしました。「コモンズ」とは「共有のスペース」を意味し、学生がともに学ぶ共有のスペース、つまり学生同士が議論し、知識を深め、ともに考える場です。その機能を強化・進化させていくものとして、「グローバル・コモンズ」や「サイエンス・コモンズ」など、学生のためのアクティブ・ラーニングスペースを数多く設置しています。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、利用制限を行うことがあります。特集教育システム大阪大学の教育キャンパスライフインフォメーション17図書館内にあるディスカッション・共同学習の場[ラーニング・コモンズ] 図書館が所蔵する豊富な資料および無線LANを通じた電子資料を活用して自主学習できる場を4つの図書館(総合、生命科学、理工学、外国学)に設置。テーブル・椅子を自由に配置し、ホワイトボードやパソコンを使って、好みのスタイルに合わせた学習空間を作れます。図書館職員の支援や大学院生のラーニング・サポーター(LS)の学習相談等も行っています。学生の「国際性」を育むための共同学習スペース[グローバル・コモンズ] 総合図書館内に設置されており、英語に堪能なLSを配置し、留学生との交流促進をはじめ、多言語・異文化理解を軸にした学習環境づくりに取り組んでいます。LSによる語学学習イベントや留学生を対象とした講習会なども行っています。研究発表や科学実験を通して科学に触れる[サイエンス・コモンズ] 全学教育推進機構の実験棟に設置されており、科学映像の上映やサイエンスの研究発表、実験機器の体験などを通して科学に触れることができます。1階にはイベントや自主学習の場として使える「DAICEL Studio, Science Studio B」、高度実験機器が設置された「Science Lab A, B, Science Analysis Lab」があり、3階にはオープンな実験スペース「MultiLab, MultiLab Mini」があります。学生×留学生×教職員の知的交流を活性化[ステューデント・コモンズ] 全学教育推進機構の総合棟Ⅰの1、2階にある共同学習スペース。カフェや自習スペースのある「カルチエ」は、全域で無線LANが利用可能。「カルチエ・ミュルチラング」は多言語カフェなどの言語活動や開放型イベントにも利用できます。2階にある4つのセミナー室は、さまざまなスタイルの授業や小規模イベントに利用することができます。多様な情報技術で自由なディスカッションを促進[サイバーメディア・コモンズ] 吹田キャンパスのサイバーメディアセンター内にあるアクティブ・ラーニングスペースで、サイバーメディアセンターの多様な情報技術を活かして学生の主体的な学修を支援。大型プロジェクターが設置されたレクチャールーム「Mishite’(ミシテ)」や3Dプリンター等の高性能機器を使える「i→Re(イーレ)」などの施設が利用できます。学生の主体的な学びを育む環境 「コモンズ」を育み、さらなる高みを目指すために。

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