大阪大学 GUIDEBOOK 2023
26/84

School of Foreign Studies 1年次は豊中キャンパスで全学共通教育と専攻言語(初級)の授業を受けます。2年次になると箕面キャンパスに移って、専攻言語(中級)と各語圏の文化社会を深く学んでいきます。 外国語学科の教育の大きな特色の1つ目は、4年一貫の徹底した語学教育です。1年次に初級、2年次に中級、3・4年次に上級を学びますが、すべて到達度目標が設定されています。専攻言語は日本語を含めて25言語ですが、それ以外に選択して学べる研究外国語も含めると約60言語が教授されています。 特色の2つ目は、専攻言語教育と並行して行われる各語圏の文化や社会、歴史、文学に関する専門的な教育です。とくに3・4年次ではその比重が高まり、すでに【英語専攻】 世界語である英語を究めると、のちに接する学術分野が文学・言語学・文化・歴史・政治・経済など広範囲にわたる魅力的な世界となり、卒業後の進路も幅広いものになります。その礎を形作る専攻語実習での本格的討論や意見表明の機会を通じ、商社、金融、官公庁、IT、広告、マスコミ、通訳・翻訳、教員等で発揮される専門性・積極性を身につけます。【ベトナム語専攻】 日本に暮らすベトナム出身者が急増するなか、ベトナム語を耳にする機会が増えてきました。本専攻では、在日ベトナム出身者との共生を研究する教員、ベトナムの古典から現代語までを研究する教員、また日越間の言語教育を研究する教員が、卒論指導(ベトナム語で執筆)に当たります。卒業生は官公庁、教育機関、マスコミ、企業等で活躍しています。【ロシア語専攻】 ロシア語専攻ではロシア語とロシアの文学・芸術、政治・経済、文化・歴史などを学びます。学習はご想像の通り甘くはありません。しかし、ここには苦楽を共にするクラスメイトがいますし、教員もいます。また、授業中にソ連やロシアでの体験談が聞けるかもしれません。ロシア語専攻はこのようなところです。【スウェーデン語専攻】 スウェーデン語はスウェーデンとフィンランドで公用語とされている言葉です。個人を重んじながら幸福の実現を支えるスウェーデン語圏の姿は、私たちの将来を見据えるうえで注目されます。私たちは言語学・社会学・歴史学の観点を交えながら総合的にスウェーデン語圏の姿を学ぶことができる教育を提供し、卒業生は国内外の企業等で活躍しています。パソコンからホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 外国語学部専攻紹介資料請求はコチラ外国語学科学生交流スペース光と平和の広場現代社会を理解するために、歴史から議論する学科外国語学科専攻中国語専攻朝鮮語専攻モンゴル語専攻インドネシア語専攻フィリピン語専攻タイ語専攻ベトナム語専攻ビルマ語専攻ヒンディー語専攻ウルドゥー語専攻アラビア語専攻ペルシア語専攻トルコ語専攻学部案内の請求方法はこちらをご覧ください > http://osku.jp/s0948入学定員 580人24スワヒリ語専攻ロシア語専攻ハンガリー語専攻デンマーク語専攻スウェーデン語専攻ドイツ語専攻英語専攻フランス語専攻イタリア語専攻スペイン語専攻ポルトガル語専攻日本語専攻少人数制を基本とした、徹底的な言語および文化教育習得した語学力を活かして研究に取り組みます。 日本語を除く24の専攻言語には、原則として日本人3名とネイティブスピーカー1名の少なくとも4名の専任教員を配置しています。英語や中国語など学生数の多い専攻語にはより多くの専任教員を配置し、少人数制を基本とした授業を行っています。 本学部のキャンパスを歩くと、教室だけでなくさまざまな場所から世界のいろいろな言葉が聞こえてきます。時には、エスニック料理の香りが漂ってくることもあります! 外国人教員や留学生の出身地も実に多彩であり、まさにダイバーシティを体現しているキャンパスです。この環境で、真の国際人を育てる努力を続けているのです。25専攻から4専攻をピックアップしてご紹介します学部紹介言語と文化、外国に関するエキスパートを育てる大阪外国語大学と大阪大学の統合によって生まれた外国語学部。日本の国立総合大学における唯一の外国語学部であり、言語教育と言語を基底とした語圏学・地域研究を教授する国内屈指の専門機関です。25専攻語のうち、スワヒリ語、ハンガリー語、デンマーク語、スウェーデン語を学べるのは、日本の国立大学では本学部だけです。本学部では、専攻言語を習得するだけでなく、その言語を介して世界諸地域の文化や社会、歴史、文学などを学びます。また、総合大学ならではの利点として、他学部の授業を体系的に学ぶことのできるプログラムもあり、より広い視野を涵養することができます。異文化社会の人びとの考え方や価値観を深く知り、その知を活かして世界で活躍できる人材を育成することが、本学部の目標です。■教育システム外国語学科外国語学部

元のページ  ../index.html#26

このブックを見る