大阪大学 GUIDEBOOK 2023
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School of Law 入学して最初のうちは、高い能力を有する職業人として必要な教養を身につけるために幅広い学問分野の基礎的な知見を学ぶことが中心となります。また、国際性を備えるために2つの外国語を履修します。 1年次の後半から本格的に始まる専門課程においては、主として法学と政治学を学びます。多様な価値観が交錯する社会のなかに、バランスのとれた秩序をつくり出していくうえで、今日、これら2つの長い歴史を経た学問分野のもつ意味はますます大きくなっています。法学や政治学を学ぶことによって身につけた知識と論理的思考力、そして問題の分析・解決手法は、法曹界や学界はもとより、社会のどのような分野においても、責任のある行動をとるうえで大いに役立つことでしょう。本学科は、実定法・基礎法・政治学の各系 本学科は平和の維持、貧困削減、人権の向上など、地球的規模における公共政策の策定と実現に貢献できる人材育成を目指してつくられた学科です。そのためカリキュラムには以下のような特徴があります。 1つ目は現代の国際社会の諸問題について検討するための幅広い学習。法学・政治学とともに経済学も学び、そのうえで国際関係・国際法・外交政策・経済政策などの授業に進みます。2つ目は外国語習得の奨励。とくに英語をマスターすることは不可欠です。さらに3つ目の特徴は総合的コミュニケーション能力の養成。授業では口頭報告、討論、交渉、報告書作成などを通し、国際的な場においてもしっかりリーダーシップをとることができる能力を養成します。 カリキュラムの進行は以下のとおりです。入学後、ま統において、基本科目の内容を充実させることに力を入れています。そして、学年の進行に合わせて、入門から基礎を経て応用へ、法学・政治学を無理なく学べるようカリキュラムの編成を工夫しています。また、本学部で学ぶのに必要な力(文献を読み、答案やレポートを書く力)を身につけ、社会人として大事な対話力やプレゼンテーション能力を向上させるための少人数科目(演習科目)を1年次から4年次まで用意しています。あわせて、ITを利用して最新の情報を収集・処理・発信する技術を法情報学などの科目で磨くことができます。 さらに、法曹界・経済界や官公庁との連携科目を含むさまざまな特別講義、外国語文献研究といった、より高度な内容の科目も用意しています。法学部キャンパス風景授業風景資料室マルチメディア授業環境学部法学部学部案内の請求方法はこちらをご覧ください > http://osku.jp/s0948パソコンからホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 法学部国際公共政策学科法学科国際公共政策学科資料請求はコチラ入学定員 170人入学定員 80人26学科法学科国際公共政策学科学部紹介多面的に捉える、論理的に考える、社会秩序を構想する法、政治、そして経済は、地域社会から国際社会に至るまで、人びとの生き方や社会のあり方を大きく規定します。社会の中のさまざまな価値観の違いを理解し、異なる価値の間の調整を行いつつ、一定の価値基準に基づきながら、法、政治、そして経済の仕組みを通じて、社会の秩序を構想していくことができる知識と思考力を備えた人材を育成すること、法曹界・公務員・民間企業・NPO・シンクタンク・学界など社会のさまざまな分野において活躍していくことができる「高度な専門性と深い学識」「教養」「デザイン力」「国際性」を備えた人材を育成していくことを目指しています。論理的思考と問題分析・解決手法を現代社会で活かす国際的視野を持つ人材を輩出し、世界に貢献するず法学・政治学・経済学・国際関係や国際公共政策の基礎を学びます。それと並行して2つの外国語を学びます。2年次からは、本格的な少人数のセミナー教育が始まり、社会人として大切な対話能力、プレゼンテーション能力などを養います。2年次後半からは、専門的な学習や学習成果の発表、ディスカッションをすべて英語で行う演習が始まります。その後、本格的な専門課程が始まり、個々の関心に応じて専門知識を深めていきます。 就職先としては外務省や経済産業省といった中央官庁、JICAなどの国際協力関係機関、NGO、NPOなどの公共分野のほか、民間企業や内外の大学院進学などを想定しており、幅広い分野で国際公益に貢献する人材育成を目指しています。■教育システム法学科法学部

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