大阪大学 GUIDEBOOK 2023
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特別教育将来の医学研究者を目指す「MD研究者育成プログラム」 研究に興味を持つ学生に対しては、2009年度より医学教室または附属研究施設に所属し、本格的な研選択制の特別プログラム「MD研究者育成プログラ究を開始します。従来の医学教育カリキュラムは他のム」を用意し、世界をリードする研究能力と国際的視野学生と同様に受講し、時間外を利用して研究に参加しを備えた人材を養成してきました。それまでは、医学部ます。研究を通じて、実験手技、論理的思考、情報分析を卒業後に臨床研修に従事し、その後、本格的な研究力、プレゼンテーション能力、ディスカッション能力を修生活に入ることが一般的でした。しかし、世界的な研得します。学会発表や海外留学も積極的にサポートし究者を目指すには、学生時代から研究者としての基本ます。各学年で10名程度の学生が本プログラムに参的能力と姿勢を身につけることが、その後の成果に大加しています。本プログラムは導入して10年以上が経きな違いを生むはずです。本プログラムでは、1・2年次過したためプログラムの見直しを行い、2022年度かに基礎医学系教室の研究紹介や教室体験などで、医らは学生がより幅広く研究にチャレンジできる体制を学研究を体験します。2年次後半から、希望する基礎整備します。Faculty of Medicine身につけます。2年次から形態学、生理学、遺伝学など基礎医学の講義や実習を開始します。3年次の基礎医学講座配属は、大阪大学が全国に先駆けて導入した伝統的実習であり、基礎医学研究室に3ヶ月間所属して研究に専念します。海外での研究発表や臨床実習に対応するため、2・3・4年次では専任教員による医学英語を学びます。3年次の後半から臨床医学の講義が始まり、4年次の1月から臨床実習が始まります。附属病院および大阪・兵庫を中心とした基幹病院での実習により、医師として必要な知識、技術、態度を身につけます。また、臨床実習を1年間経験したあとに2ヶ月間の研究室配属があり、基礎医学研究だけでなく、臨床医学研究や海外での研究留学も選択できます。6年次では、国内地域実習や海外臨床留学の選択も可能です。卒業までに、多いときは学年の半分程度の学生が海外留学を経験します。このように、大阪大学医学部医学科は学生の多様な志向に対応するプログラムを提供します。 医学部医学科授業風景基礎医学実習臨床実習学部医学部学部案内の請求方法はこちらをご覧ください > http://osku.jp/s0948パソコンからホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 医学部資料請求はコチラ入学定員 100人32学科医学科学部紹介未来を切り開く、最先端の医学・医療を学ぶ大阪大学医学部は、江戸時代後期の大坂で日本最高の西洋医学の教育を行っていた適塾の精神を引き継ぎ、世界最高レベルの基礎医学、臨床医学の成果を生み出してきました。関連病院は、大阪府と阪神間に多く、数や質は日本有数です。「臨床」とともに「研究」を重視していることが大きな特徴であり、国際的に高い評価を受けている数多くの研究分野や診療科を有しています。学生は恵まれた環境の中で、世界、国内トップレベルの医学、医療の担い手を目指すことができます。■教育システム教育概要優れた医師・研究者を育てる、充実の6年一貫プログラム 大阪大学医学部医学科の使命は、「大阪大学の使命『知の創造、継承および実践』とモットー『地域に生き世界に伸びる』に則り、地域医療に貢献し、世界をリードする医師・研究者を養成する」ことにあります。ここでは、医師、研究者、医療行政など、将来どの分野に進もうとも、国際的な視野を持ち、その分野の指導的役割を担う人材を育成することを謳っています。この使命を実現するため、2015年度より研究者の育成、臨床実習の充実、教育の国際化に重点を置いた新しいカリキュラムを導入しました。その後も、国際的評価基準に基づいた教育の自己点検と改良を続け、2020年には外部評価を受審し、評価基準に適合していることが認定されました。 1年次の医学序説では、世界的な研究者や医師から最先端の研究成果や臨床医学の進歩に関する講義を受けることで、医学の全体像を俯瞰します。1・2年次の早期臨床体験実習では、医学部附属病院で臨床の現場を体験することで、将来医師となるための心構えを医学部(医学科)医学科

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