大阪大学 GUIDEBOOK 2023
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附属病院国立総合大学で唯一の歯学部附属病院で、充実の実習を 本学部には、国立総合大学では唯一の「歯学部附属行うため、先端技術や最新研究に触れながら、最高レ病院」があります。さまざまな臨床歯科学に対応した治ベルの教育を受けることができます。本院では、必修療部門(診療科)があり、最新の診断・治療装置を備え化された1年間の臨床研修だけでなく、その後も研修た先進的な歯科医療を提供する大学病院です。本学を継続することで専門医資格や学位を取得し、指導的部の学生は、ここで臨床実習や卒業後の臨床研修を役割を果たせる歯科医師の養成も目指しています。研究対象食べる、話す、生きる…「口」にまつわるすべてを研究 「歯科医療から口腔医療へ」という流れのなか、歯学研究の対象も広がりを見せています。例えば、「飲み込む」機能の回復は、体力の衰えを防ぎ、肺炎などの病気の予防にもつながります。また、おいしい食事を「味School of Dentistry気の検査・診断・治療の基本知識とそれに基づく医療技術を習得。さらに、将来医療に携わるための心構えを養います。研究者を志す学生にとっても、実習を通して口腔機能や病態を知るかけがえのない勉学期間です。実習後には、歯科医師・研究者となる実感と自覚が確実なものとなっているでしょう。 そして歯科医師国家試験合格が、歯科医師への第一歩。合格後から、本当の意味での勉強が始まります。研修などを通じて、患者さんの要望に応えられる見識と技術を備えた歯科医師を目指します。 また、社会の高齢化や生活の変化によって、歯科医療に対する要求は多様化・高度化しています。その要求に応えるべく、大学院で研究の道へ進みたいという皆さんの入学も心待ちにしています。わう」ことは、生きる喜びの基本です。このように口の健康を通じて、全身の健康を維持・増進し、一人ひとりの人生をより豊かなものにしていくことが、歯学研究の目標です。歯学部基礎配属実習授業風景臨床実習学部歯学部学部案内の請求方法はこちらをご覧ください > http://osku.jp/s0948パソコンからホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 歯学部歯学科資料請求はコチラ入学定員 53人36学科歯学科学部紹介健康の源である「口」を通して、豊かな生活に貢献する1951年に国立総合大学で最初の歯学部として創設。東京大学、京都大学にはない大阪大学ならではの学部であり、国内はもとより、国際的にも有数の歯学教育・研究機関として発展を遂げてきました。現在、国立大学の中で唯一、医学部とは独立した歯学部附属病院を有しており、理想的な環境のもとで充実した臨床実習・研修を受けることができます。口腔科学・口腔医療として歯学を理解することを教育理念としており、一般的な歯科医療だけでなく、口腔がんの治療や、「飲み込む」「話す」といった口のさまざまな機能の回復、さらには再生歯学や予防歯科医学など最先端の歯学に精通した、全身の健康を支える“オーラルヘルス”のスペシャリスト育成に注力しています。■教育システム歯学科6年一貫教育で口腔科学・口腔医療の最先端を学ぶ 1年次は、共通教育系科目を豊中キャンパスで学ぶとともに、歯科医学の入門編となる「歯学序説Ⅰ」「歯学序説Ⅱ」を吹田キャンパスで履修。2年次からは、解剖学・生理学・生化学など、さまざまな基礎医学の講義・実習が始まります。基礎科目を学び終える3年次後半には、総仕上げとなる「基礎配属実習」があります。これは本学部独自の科目で、全国でもユニークなカリキュラムです。国内外で活躍する教員の指導を受けながら、バイオ、材料科学からその融合領域まで、先端の研究に約5ヶ月にわたって取り組みます。この実習を通じて、歯学における研究の意義と重要性を認識し、ライフサイエンスとしての口腔科学に対する探究心を育みます。そして、5年次後半から6年次にかけて行われるのが「臨床実習」。指導医のもとで、患者さんと接し、病歯学部

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