大阪大学 GUIDEBOOK 2023
46/84

 「人文学林」では、3つの学問分野と4つの地理的エリアを組み合わせて12に区分された「学術マトリックス」を設けており、教員はその12の区分に配置されています。学生は所属専攻の垣根を超えてそれぞれの興味関心に従ってその区分を選択することで、専攻を超えた交流や研究の振興が可能となります。ヒストリー・地理学コース(東洋史学、西洋史学、人文地理学)、③文学コース(英米文学、ドイツ文学、フランス文学、中国文学[以上「テクスト表現論」グループ]、テクスト環境論)、④比較・対照言語学コースリンと新たな研究領域や研究方法論を融合し、言語と文化に関する高度な教養や情報活用能力を修得することで、今日の多文化・多言語社会における国家・民族・文化間の諸問題などに取り組みます。の言語と文化を研究します。①地域文化研究コース(アジア・アフリカ言語文化コース、ヨーロッパ・アメリカ言語文化コース)、②高度専門職業人コース(英語教員リカレント・コース、中国語教員リカレント・コース)も類を見ない規模で捉え、専門的・先端的かつ学際的な厚みと多様性を備えた研究・教育活動を行います。これにより、現代社会の諸システムの制約や限界を超え出る可能性・構想力を持った人材を育成します。人文学専攻 次の4コースにより、「人間とは何か」「人間とはどうあるべきか」を探求し、現代の諸課題に取り組みます。①哲学コース(哲学哲学史、科学技術社会論、臨床哲学、中国哲学、インド学・仏教学)、②グローバル言語文化学専攻 3分野6講座(Ⅰ:超領域文化論講座、表象文化論講座、Ⅱ:コミュニケーション論講座、第二言語教育学講座、Ⅲ:理論言語学・デジタルヒューマニティーズ講座、言語認知科学講座)が連携しつつ、伝統的なディシプ外国学専攻 24の言語とそれを基底とする文化一般について、高度な言語運用能力をもとに理論と実践の両面にわたり総合的に教授・研究する「外国学研究」を主眼とし、人文社会科学諸分野や学際的アプローチから世界日本学専攻 基盤日本学と応用日本学の2コース制。日本の言語・文化・社会・歴史・文学などを厳密に学問的な方法に基づいて深く探究するとともに、その専門的知見に基づいて日本の抱える今日的課題に果敢に取り組む芸術学専攻 4コース(アート・メディア論コース、美学・文芸学コース、音楽学・演劇学コース、日本東洋美術史・西洋美術史コース)から成る芸術学専攻では、他の何ものによっても代替不可能な営みである芸術を、全国的に人文学/言語文化学/外国学/日本学/芸術学資料請求はこちら人文学林44パソコンからホーム > 学部・大学院・施設 > 大学院 > 各研究科「人間とは何か」を探求する人文学Humanitiesの継承と発展今日的な課題に幅広い観点から取り組む24の言語とその地域について多角的・徹底的に学べる基盤的研究と応用的展開の双方をカバーする日本最大規模の日本学専攻ことのできる人材を育成します。さらに、比較や交流の観点から日本を世界的視野のうちに捉え、日本語・日本文化についての幅広い知見を基礎としてグローバルに活躍できる実践力・応用力を養います。研究と社会的実践の両方に立脚、国立総合大学最大の芸術学の専攻●学術マトリックスに教員・学生を配置し 専攻横断的な人材育成と研究を推進●従来の組織の壁を超えたシナジー効果3つの専門領域①言語科学・コミュニケーション系②思想・時空環境系③文化表象系芸術学専攻授業風景デジタルヒューマニティーズ授業風景世界時計学部大学院課程博士前期課程博士後期課程各研究科資料のご請求方法は各研究科のホームページをご覧ください。③アメリカ・ヨーロッパ ④エリア横断4つの地理的エリア①日本 ②アジア・アフリカ文学部外国語学部人文学研究科人文学専攻言語文化学専攻外国学専攻日本学専攻芸術学専攻入学定員161人65人■Topics「人文学林」を通して、専攻を超えた交流を実現 安定した教育プログラムを提供する5専攻群(人文学/言語文化学/外国学/日本学/芸術学)に対して、「人文学林」は社会のニーズにすばやく対応し、社学連携活動を推進する研究グループを立ち上げるなど、研究科全体の教育体制を俯瞰して共通科目や学位審査を統括するといった機能を持つ組織です。■専攻紹介大学院・研究科紹介時代のニーズに合わせた新しい超領域的学びの場2022年度に文学研究科と言語文化研究科が統合・再編し、新しく5つの専攻を包括した人文学研究科として生まれ変わりました。思想・歴史・文学・言語文化・社会・芸術など多領域にわたり超横断的な学びの場を提供し、国際的な相互理解を推進する研究者・高度専門職業人を育成します。大学院人文学研究科

元のページ  ../index.html#46

このブックを見る