大阪大学 GUIDEBOOK 2023
48/84

会課題の解決力を身につけた人材育成を目指しています。 経営学の分野では、マネジメントに関する最先端の研究成果を上げるとともに、高度な数理的・統計的な研究手法を開拓してきました。経営研究コースとビジネスコースを開設し、研究者および、企業の企画・調査部門などで活躍する高度専門職業人の養成を行っています。 歴史研究分野では、ドグマにとらわれず、根本資料(史料)の発掘とその科学的分析を重視する実証史学の見地に立脚した幾多の斬新な研究業績を上げて、日本の経済史・経営史研究を主導しています。ができなかったモノを観る」べく、独創的な装置開発を基盤にした新しいサイエンスの開拓を目指しています。とくに、質量分解能が非常に高いマルチターン飛行時間型質量分析計の小型・実用化が進めば、[1]宇宙探査や[2]火山ガスなどの環境計測などの宇宙・地球科学分野のみならず、[3]生体分子などの網羅的解析(オミクス)や[4]医療現場での病理診断などの生命科学分野にも展開することができることから、国内外から注目されています。世界的な学者の招聘および外国人教員の採用、国際研究集会の開催、外国大学との交流、留学生の受け入れ・派遣、外国語による授業など、“世界に開かれた大学”を実践しています。太陽風により月に到達する地球の酸素(イメージ)「質量分析」を用いた研究対象(ジオミクス)各研究科資料のご請求方法は各研究科のホームページをご覧ください。経済学/経営学系数学/物理学/化学/生物科学/高分子科学/宇宙地球科学資料請求はこちら46パソコンからホーム > 学部・大学院・施設 > 大学院 > 各研究科■Topics学融合研究の推進による人間行動研究のフロンティアへ 本研究科は、経済学の分野において世界水準の研究成果を上げるとともに、本学の社会経済研究所と共同して、最先端の研究成果に基づく教育を行ってきました。研究面では、数理解析手法や計量分析手法に基づく伝統的な経済学だけではなく、アンケート調査や経済実験といった新しい手法を用いた行動経済学などの幅広い分野で数多くの成果を創出。最近では、これらの研究成果を応用し、他分野の研究者とともに政策立案などにも携わってきました。このように、伝統的な経済学の知見を踏まえつつ、学際融合研究を推進し、人間行動研究のフロンティアを志向しています。教育面では、その成果を生かし、SDGsの実現などの社■Topics小惑星イトカワの年代を決定! 月に吹く地球起源酸素を発見!革新的な質量分析技術で拓く宇宙・地球・生命科学 大阪大学の「質量分析」は、1930年代後半に国内初の質量分析装置を製作して以来、世界に誇れる多数の独創的なイオン光学系の装置開発を行ってきました。また実用面でも、はやぶさ探査機が持ち帰った微粒子から小惑星イトカワの46億年の歴史を明らかにしたり、月周回衛星に搭載したプラズマ分析装置を用いて地球から流出した酸素を発見したりするなど、世界最先端の研究を行っています。 このように理学研究科では「これまで誰も見ること大学院・研究科紹介経済課題に立ち向かえる、真のプロを育てる1953年の創設以来、本研究科は一貫して「近代経済学」を研究の中心に据え、輝かしい実績を重ねてきました。充実した教育体制と環境により、院生は効率的に学界の最前線へと到達できます。また研究者育成だけでなく、高度な経済知識・分析力を活かし、企業社会で活躍できる知的スペシャリストの養成にも力を注いでいます。人類のそして地球の未来を担う、基礎科学の研究科学技術の発展は、私たちの豊かな生活をささえています。「理学」は、あらゆる科学技術の基礎。本研究科では、これからの科学技術を築く、世紀を超えて生き残る研究を目指しています。自由で創造的な“研究第一主義”の学風のなか、国際的に活躍する研究者や産業界で活躍する高度専門職業人を育成しています。大学院大学院経済学研究科理学研究科

元のページ  ../index.html#48

このブックを見る