大阪大学 GUIDEBOOK 2025
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大学の支援制度を自主研究奨励事業で「研究力」を養うフル活用!大阪大学を選んだ理由を教えてください。 環境を変えてみたかった、というのが一番の理由です。東京の高校出身なので、大学も東京で進学すると、就職も東京で…と、ずっと同じ場所で過ごすことに閉塞感を覚えそうな気がしたからです。あとは、関東とは違う関西の文化に興味がありました。小学校の頃から公民など社会科学が得意だったので、経済学部を選びました。「学部学生による自主研究奨励事業」への取り組みについて教えてください。 統計学を学んでいる別のゼミの友人2人と一緒に応募しまし※経済学部の学生が4年次の授業と並行して経済学研究科博士前期課程開講科目の単位を取得でき、学部卒業後最短1年間で修士号を取得できる制度。た。奨学金の有無が勉強時間にどう影響を与えるのか、また、勉強時間の変化がメンタルヘルスに影響を与えるのかについてアンケート調査をもとに計量経済学の手法で分析しました。自分だけ統計に詳しくなかったので、データ分析の資格取得に挑んだりして統計の力をつけました。学部生の段階でゼロから100まで研究することができたのは自分にとって貴重な経験でしたし、それが大学院に進学してもやっていけるかもしれないという自信にもつながりました。また、この事業に採択されると研究費が支給されるので、それを活用して本格的なアンケート調査を行い、質の高いデータを得ることができました。大学院博士前期課程早期修了プログラム※を利用されています。 プログラムに興味を持ったのは1年生のときの勉強会です。コロナ禍で対面授業ができないなか、山本和博教授がオンラインで勉強会を開いてくださり、経済学の基礎を教えてくださいました。そのときに経済学のおもしろさを知り、大学院に進むのもアリだと思いました。行動経済学研究会の立ち上げにも携われたそうですね。 はい。2年生の専門セミナーで大竹文雄教授から行動経済学を学んだのですが、そのつながりで行動経済学研究会を立ち上げると聞いて参加しました。この研究会では、行動経済学を実8大阪大学では、「早く自分で研究をしてみたい!」という強い思いをもって入学した学生の自主研究を支援する「学部学生による自主研究奨励事業」があります。経済学部卒・大学院1年生の源真太朗さんは、この事業を活用し、学部生のうちから研究力を磨いてきました。さらに、行動経済学研究会に参加したり、サークル活動に打ち込んだりするなど、活気に満ちた大学生活を送っています。在学生に聞きました!阪大生INTERVIEW 〜私たちが、阪大を選んだ理由〜

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