際の社会課題に応用することを目指していて、自治体や企業から依頼されるさまざまな案件の課題解決に取り組むことができ、大きな経験になりました。いまはどんなことを学ばれていますか? 3年生では、ミクロ経済学の基礎理論の1つであるゲーム理論のゼミに入りました。経済学には、ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学という3本柱があります。とくにミクロ経済学は、個人の感想ではなく、議論したうえでみんなが納得できる結果が出るところが好きです。数学が必要なのですが、得意ではないのでかなり苦しんでいます。でも、大学院に進学することを踏まえて、この1年は応用分野に入る手前までしっかり学ぼうと取り組んでいます。課外活動にも力を入れていたんですよね? 中学・高校は陸上部だったのですが、大学ではブレイクダンスをしようとダンスサークルに入りました。外部のプロの先生に半年ほど習いに行ったり、学外のイベントにも積極的に参加したりしていました。源さんの1日の過ごし方を教えてください。 8時半頃に起床して、必ず朝ごはんを作って食べます。いつも同じようなメニューですが、それを食べないと体調が悪い感じがするんです(笑)。10時頃に家を出て、大学で授業を受けたり研PROFILE2024年4月現在究室で勉強したりして、20時頃に帰宅します。いまは博士前期課程の勉強で忙しく、個人指導塾の講師のアルバイトは週に1回。ブレイクダンスの自主練習は週に2回ほど、運動習慣として行っている感じです。最後に、入学を目指す後輩たちにアドバイスをお願いします。 私は一般選抜で入学しましたが、入試制度について自分で調べることをおすすめします。入試制度によっては合格が一般選抜より早く決まり、受験を早く終えることもできます。大学によっていろんな入試制度があるので、自分に合った入試を選んで、戦略的に考えて挑戦してみてほしいと思います。9特集教育システム阪大生INTERVIEWキャンパスライフインフォメーション源 真太朗(みなもと しんたろう)経済学研究科博士前期課程 経済学専攻1年生(経済学部経済・経営学科卒業)東京都 私立 海城高校 出身●印象に残っている授業 (1)「ロシア語」(1週目で文字を すべて覚える必要があり苦労 したけど、良い経験になった) (2)西脇 雅人先生の 「応用ミクロ経済」(産業組織論を わかりやすく授業してくれた)●阪大のおすすめポイント キャンパスが3つあり、他のキャンパス に気分転換に行くことができる「学部学生による自主研究奨励事業」についてはP.16をご覧ください。
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