グローバルビレッジ津雲台の交流ラウンジにてグローバルビレッジ津雲台でレジデント・チューター(RT)をされていました。 3年生になるときにシェアタイプのユニットに入居して、日本人3人と、韓国から2人、アメリカ、オランダ、中国、タイから各1人の留学生の計9人でユニットを共有し1年間生活していました。グローバルビレッジ全体でRTは6人いたのですが、自国の料理を持ち寄るグローバルフードパーティや運動会、日本語カフェなどのイベントの企画、留学生のサポートを分担して行っていました。他にも何かできることはないか考えたときに、日本のことをあまり知らないという留学生が多かったので、日本の文化や行事を紹介する「TSUKUMODAYORI」という月刊紙を作り始めました。みんなの反応も良く、自分自身も原稿を執筆するなかで知らなかったことをたくさん学ぶことができました。グローバルビレッジでの生活はどうでしたか? 1、2年生のときは「どうやって英語を使おう?」と思っていたのが、グローバルビレッジでは帰ったら周りに英語を話す人がいる。みんなの食べているご飯で文化の違いを感じたり、お互いの国のことを話したり、留学生の友達もたくさんできて、毎日がとても刺激的でした。掃除やゴミ出しは自主的に分担するなど、共同生活で学ぶことも多かったです。藤田さんの研究内容について教えてください。 「なぜ日本の若者はバンクーバーへ移住するのか」をテーマに、生活の質の高さを求めて移住する「ライフスタイル移住」について研究しています。カナダは一人ひとりが自分らしさや生活の質を重視する住みやすい国だと思います。研究を通して移住の要因を探れば、日本の地域創生にもつなげられるのではないかと考えています。将来的には、英語を使って地域創生につながるような仕事ができればと思っています。高校生へのメッセージをお願いします。 私は高校3年生の時点ではやりたいことを絞り切れなくて、幅広い分野を扱っている人間科学部を選びましたが、そこでいろんな学びや刺激を受けて、本当にやりたいことが見つけられました。大阪大学は、どんな人でも「おもろい」と受け入れてくれるあったかい場所。全力でおすすめできる大学ですよ。11特集教育システム阪大生INTERVIEWキャンパスライフインフォメーションPROFILE2024年4月現在藤田 夏未(ふじた なつみ)人間科学部人間科学科4年生福岡県 私立 九州産業大学付属九州高校 出身●印象に残っている授業 「共生の技法」(楽器の演奏や ダンスで自己表現するのが おもしろかった)●阪大のおすすめポイント 吹田キャンパスの並木道が 美しくて癒される「海外留学」についてはP.50を、「グローバルビレッジ」についてはP.58をご覧ください。
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