大阪大学 GUIDEBOOK 2025
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School of Letters 大きな特徴は1年次から外国語教育を重視している点。第1外国語は原則として英語、第2外国語はドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語・朝鮮語・イタリア語・スペイン語の中からひとつを選択、さらにラテン語・ギリシア語を加えた中から選択外国語としてもう1言語を選んで学ぶことができます。本学部の学習ではどの専門分野においても外国語の文献にあたる必要があり、読解力が必要とされるためです。【倫理学】 倫理学は哲学の1分野で、人が社会の中で他者と関わりながら「生きる」意味について考えます。ジェンダー/性、障がい、マイノリティ、人種/エスニシティ、暴力、対話など、多彩なテーマを扱い、異領域の学問を横断して考えられる知的人材を育てています。【東洋史学】 中国・中央ユーラシア・海域アジアの3領域を扱います。「東洋史」で一般的な漢文史料のほか、アジア各地の多言語史料の解読や現地調査も合わせた研究・専門教育を重視しています。柔軟な視点から世界史の展開を把握・再構成できる研究者・国際人の養成に成果を上げています。【人文地理学】 文化や社会は地域ごとに異なっています。地域的多様性はなぜ、どのようにして生まれるのでしょうか。環境の違いや歴史的プロセスの違いなど、地域差や地域的多様性の背景にあるさまざまな要因を、フィールドワークや地理情報の分析を通して探究する学問分野です。 学生が専修を選ぶのは1年次の11月頃(各専修への分属は2年次)。その前に開講される「文学部共通概説」では、30人あまりの教員が交代でそれぞれの研究・専修の概要を紹介しているので参考にしてください。文学部の授業科目は講義・ゼミ・実習の3つの授業形態で、より深い研究を進めます。また所定の単位を取得すれば、中学・高校の教員免許(国語・社会・英語など)や博物館学芸員資格を取得できます。【比較文学】国やジャンルを越えて映画が生まれるように、文学も複雑な交流から生まれます。筋を借りた例、影響されたように見えて元ネタを風刺した例、無意識に影響されて作り手に真似した自覚がない例。比較文学研究はそんな物語のグローバルな越境と変貌を追いかけます。【フランス文学】 世界に広がるフランス語圏の小説、詩、演劇、思想について、原文の正確な読解を通じて学びます。フランス語圏の映画や美術に興味をもつ人も歓迎します。フランス語がごく自然に身につくとともに、人間の営みに温かい視線を向けられるようになります。【音楽学・演劇学】 音楽、演劇、芸能などの表演芸術(パフォーミング・アーツ)を研究しています。世界の幅広い領域、幅広いジャンルが対象となり、作品そのものの研究に留まらず、その背景にある文化や思想、芸術の美的特質、パフォーマンスの原理や本質を解明します。倫理学の授業風景文学部共通概説学科目人文基礎学歴史文化学地域文化学言語基礎学文学表現学芸術文化学学部案内の請求方法はこちらをご覧ください > http://osku.jp/s094820専修哲学・思想文化学倫理学中国哲学インド哲学日本史学東洋史学西洋史学考古学日本学人文地理学日本語学日本文学・国語学比較文学中国文学英米文学・英語学ドイツ文学フランス文学美学・文芸学音楽学・演劇学美術史学パソコンからホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 文学部専修紹介人文学科資料請求はコチラ入学定員 165人人間が生み出すあらゆる文化を見つめ直す文学部の学問とは、人間の営為をさまざまな方向から考えるものです。哲学、歴史学、文学、日本学、芸術学という分野に分け、人間が築いてきた文化・歴史、そのあり方を幅広く深く考える学問を目指しています。学科名を「人文学科」とし、20もの多彩な専修があること、日本学、音楽学・演劇学などユニークな専修を揃えていることも、その表れです。前世紀から積み残した課題の解決が迫られている21世紀は、人間の叡知が改めて問われる時代です。今こそ、先人たちの知に学ぶことが必要なのです。外国語教育に重点を置き、世界の文化に目を向ける20専修から6専修をピックアップしてご紹介します学部紹介■教育システム人文学科文学部

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