小樽商科大学大学院 ビジネススクール案内 2019
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(注)上の図はサンプルであり参考として示したものです。 90分の授業では,グループワークやディスカッション,プレゼンテーションが中途半端になったり,1つのテーマが数週にわたって議論されることもあるため,それまでの講義内容の記憶が薄れ,学生がテーマに集中することが難しくなります。 モジュール型(集中連続)授業では,1回の授業を2時限連続(90分×2=180分)あるいは4時限連続(90分×4=360分)で行い,集中的に学習します。平日夜間の授業では2時限連続,土曜日は2時限連続もしくは4時限連続の授業を基本としています。 開講間隔は,2時限連続の場合は隔週開講,4時限連続授業の場合は4週に1度の開講となります。OBSでは,次の授業までの間隔を有効に使えるように,その間の予習・復習はE-learningシステム等を活用し,学習効果を高める工夫をしています。モジュール型授業野中 麻紀さん本部三慶株式会社・グローバル事業責任者/OBS13期生 2018年3月修了 私は,米国カリフォルニア州の大学院で取得したTESL (Teaching English as a Second Language)の資格を活かし,社内の英語力の向上や海外ビジネス戦略支援業務など,グローバルな企業風土の醸成に向けた業務全般に携わっています。そのためには社内英語公用語化の推進のみならず,ボーダーレスなトランスナショナル型経営の行動や心理を学び,組織内にフィードバックすることで組織変革を成功させる必要性に気づいたことから,これらを体系的に習得するためにOBSを志望しました。 OBSの授業で繰り広げられる白熱したグループ・ディスカッションやプレゼンテーションは,先生方と学生が一体となって作り上げるため,とてもダイナミックかつインタラクティブなものです。このように,OBSの素晴らしさは,MBAが取得できるだけではなく,リアルでライブ感のある唯一無二の経験ができることです。そのためには,先生方の素晴らしい講義のみならず,私たち学生が積極的に授業に参加する必要があり,その貴重な体験が起業家精神の礎となるのだと思います。 OBSのカリキュラムでは,財務や経営組織・マーケティング・経営戦略といった専門領域の習得のみならず,企業価値向上につながる統合的な経営能力を培うことができました。私はかねてよりOBSでの目標として「事業創造力の向上」を掲げ,2年間でこの目標を達成することができましたが,さらに同時に習得したクリエイティブでイノベーティブな事業創造力を活かし,将来的にはどのビジネスステージでも活躍できる企業家を目指したいと思っています。OB/OGあらゆるステージで活躍できる企業家としてMESSAGEモジュール型(集中連続)授業の例(4時限連続の場合)○E-learningシステム上の掲示板および共有フォルダを活用し,各授業の準備・予習となる課題(事前課題)をアップロードする。○学生は,次の授業までに課題に取り組み,その結果をレポートにまとめる。○レポートは,E-learningシステム上のレポートフォルダにアップロードする。1時限目○事前課題の発表。学生は事前の考察をし教員 はそれに対してコメントする。○事前課題をベースとしたケース教材を配布し 解説を加える。2時限目○学生によるグループ・ディスカッション,プレゼ ンテーションを行う。3時限目○教員のリードによる全体討議を行う。4時限目○教員は,授業のまとめのレクチャーを行う。○教員はE-learningシステム上の掲示板を活用し,集中授業に関わる質問を受けるとともに,回答をアップロードする。○集中授業の後,教員は復習のための課題(事後課題)を掲示板や共有フォルダにアップロードする。○学生は,事後課題をE-learningシステム上のレポートフォルダにアップロードする。教員は,提出期限後に講評をフィードバックする。準備・予習期間集中授業復習期間8時間程度4時限(90分×4)8時間程度09
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