小樽商科大学大学院 ビジネススクール案内 2019
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大湊 亮輔さん仲間と共に,経営戦略立案の骨太体験 ケーススタディは1年後期から始まる講義で,その名の通り実際に存在する企業を題材として,前期の講義で学んだ知識を総動員しながら,財務,組織,マーケティングの観点から分析を行い,その企業がさらに成長していくために必要な戦略は何か,を総合的に検討していく実践的な講義です。ただし,全ての作業を一人で行うわけではなく,講義中はチームに分かれてのディスカッションや戦略検討,発表を行います。その討論の場では,仲間の考えや着眼点を聞くことが出来るので,より一層多くの発見や気づきを得ることができます。私自身,論理的思考力やアウトプット力が磨かれ,ビジネスパーソンとしての成長を強く実感できた,非常に有意義で醍醐味のある講義だと思います。右腕カンパニー株式会社 代表取締役ワーク・ライフバランス北海道 代表(14期生)現役学生の声特定企業の抱える本質的な課題を発見し,課題解決のための戦略を構築する 『ケーススタディ』の授業では,製造業,サービス業,小売業といった様々な業種に属している特定企業のケース(事例)を多様な視点から分析します。そして,企業が直面している本質的な課題を発見し,課題を解決するための戦略案を考えていきます。授業の狙いは,不確実な事業環境をしっかり理解する能力に加え,問題解決能力,意思決定能力を養っていくことにあります。 本授業では,1年次に開講される基本科目で学んだ戦略,マーケティング,組織,会計・財務に関する専門的な基礎知識を使ってケースの分析を行っていきます。最終的には,適切な分析フレームワークの選択と利用だけではなく独自のフレームワークをつくりだすことも要請されるため,創造的な問題解決の学習が可能となり,複雑な経営課題に対応できる能力を身につけることができます。戦略的課題の発見戦略案の評価(効果,リスク,課題解決可能性)最良の戦略案の選択および実行プランの作成戦略案 A戦略案 B戦略案 C会計・財務分析成長性,収益性,安全性に関わる問題マーケティング分析顧客,競争相手,市場に関わる問題組織分析経営資源,組織体制,人材に関わる問題特定の企業の現行戦略ケーススタディCase study11
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