宮城教育大学 大学案内 2021
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初等教育教員養成課程社会コース国語コース英語コミュニケーションコース社会科を得意分野とする小学校教員を育てるこれからの小学校英語教育に向けて言葉の専門家としての小学校教員を育てるテックンハモニーさんMUE(ミュー)ちゃんみやっきょ先生アートン《 概 要 》 教育はことばを通して行われます。その「ことば」、すなわち国語(日本語)に対する専門知識や表現・理解といった言語活動についての力量を持った教員の養成を目指します。《 特色ある授業や取組 》 国語コースの2年生の必修科目に「国語学概論」があります。この授業では、小学校の子どもたちに日本語のおもしろさを教えるための言葉の基礎を学びます。最初は身の回りにある言葉の事例を挙げながら、普段何気なく使っている日本語への理解を深めます。こうした学びをもとにして、日本語の音声や文字、語彙、文法、さらに日本語の文体やコミュニケーション、外国語との違いなど、日本語の全体像について学んでいきます。 また、国語コースの必修科目に「国語理解」と「国語表現」があります。「国語理解」では、小学校の国語の教科書に出てくる教材文(物語文や説明文など)を深く確かに読み取り、子どもたちにどんな言葉の力を育てるかを考えます。また「国語表現」では、小学校の国語の授業で教える音声言語(話すこと聞くこと)や作文(書くこと)などを取り上げます。《 概 要 》 本コースでは、小学校で社会科を得意分野とする教員の養成を行っています。そのために人文・社会諸科学および教科教育学の基礎知識を広く体系的に学び、思考力や理解力を養うと同時に、社会の授業づくりを行う実践力を育むカリキュラムを提供しています。《 特色ある授業や取組 》  社会コースの1年次の必修科目に「社会ゼミナール」があります。この授業の目的は、本学での学びにとって必要なさまざまな基本的スキル、たとえば文献講読・レジュメ作成・プレゼンテーションおよびディスカッションのスキル等を、身につけてもらうことにあります。毎年、社会科教育講座の教員がローテーションで授業を担当し、専門的な知見をもとに、少人数のゼミナール形式で授業を行います。たとえば哲学を専門とする教員がこの授業を担当した学年では、「p4c(philosophy for children 子どもの哲学)」の手法を使って、ディスカッションが活発になるような指導を行いました。社会ゼミナールで身につけることのできるこれらのスキルは、社会コースで専門的な内容を学び、自ら研究を進めていくためだけではなく、将来、学校教員として活躍するためにも、非常に重要なスキルです。《 概 要 》 小学校での英語指導で中心となれる小学校教員の養成を目指します。コースカリキュラムは、これまでの小学校での英語活動の成果と中学校での英語教育との連携の在り方の十分な検討を踏まえたものとなっています。《 特色ある授業や取組 》  小学校英語教育に対応すべく、基礎的な英語力(発音、文法、語彙)を含め、英語によるコミュニケーション力・表現力と、英語の指導力の向上を目指しています。同時に、日本の文化・異文化の知識を英語を用いて伝えることのできる能力、さらには国際人やグローバルな心を持つことと共に、子供たちの気持ちや人の心を理解する能力という、教員としての必須の要素を修得することができます。学生たちは、お互いの模擬授業やプレゼンテーションを行った後に、クラスメイトとともにグループを作り、自らが提案したキーワードなどをもとにして、ディベート(討論)や議論を行い、小学校英語教育にたずさわる積極的な態度や前向きな姿勢を育んでいます。(写真は長谷川アリソン特任教授『英語コミュニケーション総合演習』での授業風景)宮教大オリジナルキャラクター11

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