宮城教育大学 大学案内 2021
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初等教育教員養成課程《 概 要 》  小学校において学習する図画工作は、自己と向き合い創造性を身につけ、感性を高め人間性を構築する上で重要な教科です。本コースでは、美術の基礎的な演習と実践的な表現の指導法を学び、さらに応用力を身につけます。《 特色ある授業や取組 》  美術コースでは、絵画・彫塑・デザイン・工芸・美術理論など多様な分野を基礎から専門的な能力が身につけられるよう段階的に学習できるプログラムが用意されています。学生一人ひとりが自ら選択することにより、より深い創造的な能力や造形意識を身につけていくことが可能です。また、小学校図画工作の指導における実践力を身につけるため、造形・鑑賞などのコース専門科目が開講されています。ここでは、表現活動に必要な、様々な道具を使いこなす技能、素材や材料などについて学ぶとともに、小学校における鑑賞の方法論について考えていくことにより、小学校教員として高い能力と実践力を身につけることを目標としています。音楽コース美術コース基礎から応用まで、創造的な能力や実践力を身につける《 概 要 》  本コースでは、将来教育現場で「音楽が得意な先生だ」と認められ、それを自らのアイデンティティとして誇れるよう、音楽の基礎をしっかりと学びます。どのような現場でも柔軟に対応できる応用力と豊かな想像力、幅広い視野を持ち、音楽を通して児童の人格形成に貢献できる教員の育成を目指します。《 特色ある授業や取組 》  音楽コースの学生は、5つの領域の「音楽基礎演習」(必修)の授業で、音楽に関する基本的な知識や技術を学びます。「声楽」では発声の知識や理論を学び小学校での歌唱指導に必要な能力を養います。「ピアノ」ではさまざまな時代の作品を学習しながらピアノ演奏の基本的技術を習得、「指揮と表現」では音楽的表現について経験と知識を深めつつ指揮を学びます。「作曲・音楽理論」では演奏や作曲に生かせるよう基礎的な音楽理論を確認し、音楽の知識と感覚を磨きます。「音楽学」では、世界の音楽文化を視野に入れながら音楽とは何かを考えます。他にも「ソルフェージュ」「合唱」「合奏(弦楽)」「合奏(吹奏楽)」「キーボード・ハーモニー」「民族音楽演習」「音楽学概論」などの授業があり、得意な音楽分野を広げ深めることができます。また「音楽科教育実践指導法」では学校の授業での音楽の教え方について学びます。授業外でも、学内演奏会や小学校訪問など、音楽と教育の両面で実践経験の機会があります。音楽の得意な小学校の先生を目指して児童の体育への興味を広げられる先生を養成する体育・健康コース《 概 要 》  幅広い教養を身に付けながらも、とりわけ児童期の発達特性や健康に配慮でき、身体づくりと体育・スポーツ活動の教育に積極的に打ち込める人材育成を目指します。そのため、本コースでは理論(講義)と演習(発表討議)による学び、及び基本的な実技種目の技能向上により実践的指導力を育みます。《 特色ある授業や取組 》  2年次に開講される体育・健康・スポーツ演習は、体育・健康コースに開講された、本学独自の科目です。この演習の最終目標は、学術的な研究方法を用いたミニ論文を執筆し、受講者全員の前でプレゼンテーションをすることです。 この目標に向けて、まず、体育領域、健康領域、スポーツ領域の教員から、それぞれの領域の研究動向と研究方法について学び、論文執筆に必要な基礎的知識・教養を得ます。その後、自分が興味を持った領域を選択し、それぞれの教員のサポートを得ながらミニ論文をまとめて、PowerPointなどを用いながらプレゼンテーションをします。この演習の経験が、3年次から始まる研究法演習(いわゆるゼミ活動)や、4年次の卒業研究の基盤となっていきます。スーポリッカーあおば先生マナビーがんばちゃん宮教大オリジナルキャラクター13

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