活躍が期待される進路特別支援学校教員や特別支援学級担当教員、特別支援教育コーディネーターなどのほか、特別な教育的ニーズのある子どもたちに対して適切な支援を行うことのできる通常の学級の担任教員として、また社会福祉施設指導員や専門相談機関スタッフとして活躍することが期待されます。●特別支援学校教諭免許状取得には基礎免許として小学校教諭１種免許状又は中学校教諭１種免許状（最低１教科）が必要です。●中学校教諭１種免許状の要件を満たし、さらに所定の単位を修得すれば、高等学校教諭１種免許状も取得できます。●特別支援教育に関する科目について所定の単位をさらに修得することで、特別支援学校教諭１種免許状において指定される全ての領域の免許状を取得することができます。※1 学校教育法第72条に規定する視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱者（身体虚弱者を含む）に関するいずれかの教育領域のこと。※2 修得しなければならない単位数は、所属するコースや取得を希望する免許状の教科によって異なります。特別支援教育教員養成課程取得可能免許コース卒業の要件を満たせば取得できる免許状卒業要件を満たし、更に所定の単位を修得すれば取得できる免許状 ※2視覚障害教育コース聴覚・言語障害教育コース発達障害教育コース健康・運動障害教育コース■ 特別支援学校教諭1種 （コースに応じて 領域※1が指定される） 小学校教諭１種または 中学校教諭１種 （１教科選択）※ただし、希望する免許の種類によっては時間割の都合などで 取得できない場合があります。■ 特別支援学校教諭１種（指定以外の領域）■ 幼稚園教諭１種（２種）■ 小学校教諭１種（２種）■ 中学校教諭１種（２種）■ 高等学校教諭１種 宮城教育大学では、障害のある人もない人も共に学べる「インクルーシブ教育」を構築することで「共生社会」の形成につながるように、初等や中等教育に携わる学生にも特別支援教育について学ぶことが義務付けられています。 特別支援教育教員養成課程では、初等教育か中等教育いずれかの基礎免許状を取得した上で、教育職員免許法で指定されている5つの領域（視覚障害、聴覚・言語障害、知的（発達）障害、肢体不自由、病弱）全ての単位が取得できます。そこでは、授業だけでなく障害のある方々との係わり合いを通して、食べる、探る、話すなどの行動の意味を深く共感的に理解し、子どもの可能性やお互いの関係性を高める「実践の知」を学びます。 卒業要件となる単位を超え、更に本学提供の他領域の単位を修得することで、卒業と同時にこれら全ての領域の免許を取得できる大学は、東北・北海道地区の国立大学では宮城教育大学だけです。教員と学生の距離が近くアット・ホームな雰囲気のある課程なので、皆さんもそのような雰囲気の中で有意義な学生生活を送ってほしいと願っています。松﨑 丈 准教授特別支援教育講座 私の親友の２人の弟には重度の障害があります。私は彼らと彼らの家族と一緒に過ごす中で特別支援学校の先生になりたいと思うようになりました。宮城教育大学は私が小さい頃から学びたいと思っていたことを教えてくれる場所であり、新しい発見を与えてくれる場所でした。 学校の講義では、教授の１つ１つの言葉から気づかされること、考えさせられることばかりです。障害についての考え方、子どもたちのこころ、社会の目、地域との関わりなど様々な視点から障害について考えることができます。自分が先生になったときにどうするべきか考えながら講義を受けることを心がけています。 宮城教育大学は、障害のある子どもと活動できるサークルやボランティアもたくさんあります。私も現在、発達障害のある子どもたちと活動するサークル、特別支援学校の余暇活動を支援するサークル、手話サークルなどに所属しています。実際に子どもたちと関わる中での発見はたくさんあり、日々成長させてもらっています。 私の夢は地元の山形で先生になることです。大学生活でたくさんのことを吸収し、障害のある子どもたちとその家族のこころに寄り添い、一人一人が輝けるような環境を作れる先生になりたいです。熊田 こころ さん山形県立鶴岡北高等学校卒業特別支援教育教員養成課程発達障害教育コース4年Voice在学生「 一人一人が輝く」Message高校生への19
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