教職大学院より高度な専門性と教育の発展に貢献できる人材を育む教職大学院2年（ストレートマスター学生）佐藤 竜晟 さん令和元年度修了生（ストレートマスター学生）仙台市立中田小学校 教諭大友 香奈 さん 私は、高校生の時から小学校の教員になりたいと考えており、3年次の教育実習にてその気持ちが確固たるものになりました。しかし、その一方で、教員として求められる資質・能力は多岐にわたり、その多くは自分に足りないものだと分かると、現場に出ることに不安を感じました。そこで、より高度な講義や多くの実習を通して専門性を培うことができる教職大学院に興味を持ち、入学を決めました。 教職大学院の魅力は、大きく二つあります。まず、理論と実践の往還ができる点です。大学院では、年度が始まってすぐに附属学校にて実習があります。実習が終わった後も、「キャリア育成オフィス」という制度を活用し、附属学校での授業観察や授業実践の機会を得ることができました。そのため、一年を通して担任の先生の学級経営や授業を間近で見ることができました。この他にも他の学校へ実習へ行く機会があり、教育現場を肌で感じることができます。 また、講義においては内容がより専門的なものになります。実習で学んだことを理論と結び付け、次の実践に活かす取り組みをすることができるのは大きな魅力だと思います。 そして、もう一つの魅力は仲間です。同期には様々な大学からの進学者がおり、大学時代の研究などをもとに議論することができます。さらに、現職派遣の先生方も同期となるため、大学とは異なり、より多様な知見を持つ仲間と日々を過ごせます。現職の先生からは、現場での体験などを聞くことができるのも教職大学院ならではだと思います。 私はこうした魅力を感じながら日々自分の研究を進めています。教職大学院での日々は毎日が学びであり、充実しています。 私たちと一緒に教師を目指してみませんか。 私は学部時代に特別支援教育のゼミに所属し、多様な教育的ニーズのある子供たちに対する支援等について考えてきました。小学校の教員を目指す上で、通常学級において教師が持つべき視点は個と集団の双方であり、全ての児童にとって効果的な教育を提供するために自分ができることを研究してみたいと思い、教職大学院への進学を決めました。 入学したばかりの頃と現在を比べると、以前よりも教育に対する考えが深まり、「本質」に向き合うことができるようになってきたと感じます。教職大学院では、教授陣や現職の先生方、ストレートマスターと校種も経験年数も異なる方々と一緒に講義を受けたり、演習をしたりします。そういった環境で過ごすうちに、自然と多様な視点で物事を観ることを意識するようになりました。また、「理論と実践の往還」を実現するにあたって、周りの先生方にアドバイスを頂きながら授業づくりに取り組めたり、実習の機会が多く保障されていたりするところも教職大学院の魅力だと思います。 この２年間の学びを目の前の子供たちに還元できるよう、常に学び続ける教師でありたいです。みなさんもきっと教職大学院で有意義な時間を過ごせると思います。教職大学院の魅力縁ありて在学生からのメッセージ修了生からのメッセージ主体的・対話的で深い学びを促進する学習環境※専門高度化探究科目において、多様な選択科目の中から各履修プログラムの特色に応じた授業科目を選択※本改組内容は予定であり、設置認可審査等により今後変更があり得ます※令和2年度「高度・先進教員養成研究棟」（現：総合研究棟（大学院）5・6号館）改修予定。 ※写真はイメージです。 変化が激しい社会で学習や発達に困難を抱える子どもに対応するために、特別な教育ニーズのある子どものケーススタディによる発達・学習支援法の開発を行う力や、ICTを駆使した教育を開発しながら子どもを支援していく力を身につけるために、子ども理解・支援に関する実践的な資質能力を養うことを目的とします。特別支援・子ども支援プログラム 学校という組織をマネジメントしていく「学校を支える力」として、地域の教育ニーズを踏まえつつ学校が直面している課題を発見し、教職員間で共有し、協働して解決できるマネジメント力を身につけるため、学校や地域の抱える教育課題について具体的に探究していきます。学校課題解決マネジメントプログラム魅力溢れる多彩なプログラム壁面ホワイトボード共用スペースティーチングアシスタントブース 各教科の背景となる学問知識を踏まえて「教科内容学」の研究方法を習得し、高度な教材研究力と教材開発力を身につけるとともに、子どもの認識や発達の実態に即して、授業を不断に改善していくことのできる教科指導力を高めることを目的とします。教科探究プログラム 学生教員を結びつける共用スペースや、アイデアの共有・議論の可能性が広がる壁面ホワイトボード。「教えることによって学ぶ」ティーチングアシスタント機能ブース。37
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