・・・在 学 生 Voice・・・!特別支援教育専攻 視覚障害教育は、点字の読み書きや白杖歩行の指導、網膜像を拡大する支援機器についての知識を身につけるだけではなく、一人一人の見え方や育ちに寄り添い、個別的な教育的ニーズを踏まえながら、よりよいサポートのあり方を考えたり就学環境を整えたりする必要があります。視覚障害教育コースは、視覚障害の教育的支援の観点から、実践的な理論・技能を包括的に学ぶコースです。また、視覚障害教育の専門家を育てる北海道・東北地区唯一の高等教育研究機関でもあります。視覚障害教育コース ろう・難聴などの聴覚障害、吃音・構音障害・言語発達遅滞などの障害、さらには障害が重度かつ重複している人の言語やコミュニケーションの問題について、深く学び、研究していくことができます。さらに、教育実践活動に参加して、教育的支援の実際を理論的・実践的に捉えたり、聴覚障害のある本学学生への支援ボランティアを経験したりすることで、聴覚障害者への情報保障についても実践的に学ぶことができます。聴覚・言語障害教育コース 知的障害・発達障害のほか、これらの障害とも関わりの深い不登校・児童虐待などについても深く学び、研究していくことができます。具体的には、知的障害や発達障害のある子どもたちへの教育的支援の方法やそれを支える教育制度、障害の背景にある心理的・生理的メカニズムや原因疾患、これらに関連する教育的評価の方法などについて、理論的かつ実践的な視点から学ぶことができます。発達障害教育コース 病気の子どもや運動障害のある子どもたちが体験する困難や教育的ニーズを深く理解した上で、それらに対応するための教育的支援のあり方について実践的に学び、教材・教具や補助具、ICT機器などを用いた具体的な支援や指導の方法を身につけます。こうした、慢性疾患や身体機能に障害のある子どもたちへの教育的支援のほか、関連する領域として学校適応支援についても深く学び、研究していくことができます。健康・運動障害教育コース 入学してすぐ、ノートテイクという情報保障支援のボランティア活動があることを知り、聴覚に障害がある友人・先輩・先生と話すきっかけができました。 また、聴覚支援学校に通う子どもへの学習支援ボランティアでの活動を通して、初めて聴覚に障害がある人とのかかわりを持つようになりました。こうした交流を通して、大きな疑問を抱いたり、驚きや感動を体感することで、大学での学びが大きな意味を持っていると感じます。 大学では様々な人との思いがけない出会いがあって、それは自分のフィールドを想像以上に広げ、深い学びに招待してくれます。その学びは、自分のフィールドにとどまらず、やがて新しい視点からの会話を生み、人との繋がりを作り、そこからまた別のフィールドへ踏み込むということもしばしばです。こうした自らの学びと実践とを行き来できるところが、とても楽しいです。佐藤 歩佳 さん秋田県立秋田南高等学校卒業特別支援教育専攻聴覚・言語障害教育コース/3年17
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