宮城教育大学 大学案内 2023
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VOICE!在学生特別支援教育専攻15特別支援教育教員養成課程視覚障害教育コース/3年赤間 優樹さん 視覚障害教育は、点字の読み書きや白杖歩行の指導、網膜像を拡大する支援機器についての知識を身につけるだけではなく、一人一人の見え方や育ちに寄り添い、個別的な教育的ニーズを踏まえながら、よりよいサポートのあり方を考えたり就学環境を整えたりする必要があります。視覚障害教育コースは、視覚障害の教育的支援の観点から、実践的な理論・技能を包括的に学ぶコースです。また、視覚障害教育の専門家を育てる北海道・東北地区唯一の高等教育研究機関でもあります。 ろう・難聴などの聴覚障害、吃音・構音障害・言語発達遅滞などの障害、さらには障害が重度かつ重複している人の言語やコミュニケーションの問題について、深く学び、研究していくことができます。さらに、教育実践活動に参加して、教育的支援の実際を理論的・実践的に捉えたり、聴覚障害のある本学学生への支援ボランティアを経験したりすることで、聴覚障害者への情報保障についても実践的に学ぶことができます。 知的障害・発達障害のほか、これらの障害とも関わりの深い不登校・児童虐待などについても深く学び、研究していくことができます。具体的には、知的障害や発達障害のある子どもたちへの教育的支援の方法やそれを支える教育制度、障害の背景にある心理的・生理的メカニズムや原因疾患、これらに関連する教育的評価の方法などについて、理論的かつ実践的な視点から学ぶことができます。 病気の子どもや運動障害のある子どもたちが体験する困難や教育的ニーズを深く理解した上で、それらに対応するための教育的支援のあり方について実践的に学び、教材・教具や補助具、ICT機器などを用いた具体的な支援や指導の方法を身につけます。こうした、慢性疾患や身体機能に障害のある子どもたちへの教育的支援のほか、関連する領域として学校適応支援についても深く学び、研究していくことができます。視覚障害分野に限らず、特別支援教育は生活に身近な教科だと私は感じています。点字ブロックはなぜ黄色いのか?、なぜ横断歩道にはたまに少し浮き上がった道があるのか?日常に設置されているものには実は重要な意味があります。普段気にしないようなことも大きく見方が変わるのが魅力的なところです。また、私はサークル活動にも取り組んでいますが、どちらも無理なく頑張ることができています。授業もバイトもサークルも自分でしたいことをする、そんな大学生活がとても楽しいです!宮城県仙台第三高等学校卒業視覚障害教育コース聴覚・言語障害教育コース発達障害教育コース健康・運動障害教育コース

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