宮城教育大学 大学案内 2023
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学長あいさつ3 宮城教育大学は東北地方における唯一の教員養成大学として、その創立から50年以上にわたり、多数の教員を学校教育の現場に送り出してまいりました。 この50年間で社会の有り様は大きく変容しました。近年では、グローバル化の進行とICT(情報通信技術)の急速な進歩発展が、その変容をいっそう加速させていると言えます。 そうした中で、教員が求められる資質や能力も多様化かつ高度化しており、本学が掲げている「学び続け、深化する教師」の養成という理念が、まさに現代において求められる教師像と合致している、との確信を深めているところです。 本学は、急速に変容する社会からの要請に応えるべく、令和4年度から教育学部の改組と入学者選抜方法の改革を行い、教員への志向性がより強い皆さんに入学してほしいという思いを形にしました。本学は今後も「教員養成に責任を持つ大学」として、教育の未来を支える次世代の教員を学校教育の現場に送り出し、子どもたちの未来をより希望にあふれたものとするべく、実践力と人間力を兼ね備えた教員を養成するという課題に日々取り組んでまいります。 加速度的に変容していく社会の中で子どもたちは一人の人間として成長し、人生を歩んでいきます。教育は、そのための不可欠な土台をつくる営みです。そして、子どもたちの教育において重要な役割を果たしているのは紛れもなく学校現場であり、そこで教育に取り組んでいる教師なのです。その意味で、教師とはまさに、子どもたちの未来を支えていく責任を担うという、意義と魅力のある職業ではないでしょうか。宮城教育大学は、そのような教師を志す皆さんを全力でサポートします。宮城教育大学長村松 隆青葉の森に抱かれた教師を目指す学び舎

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