震災学習・学校防災の教育研修海外留学について789123456QQQダーラナ大学ペルージャ外国人大学東北師範大学大邱教育大学校中華大学國立高雄大学ハワイ大学マノア校セントラル・クイーンズランド(CQ)大学デラウェア州立大学 本学は2019年度に防災教育研修機構(一般名称・311いのちを守る教育研修機構)を開設し、東日本大震災を起点にした防災教育の取り組みを推進しています。学生向けに震災に深く向き合う機会を提供する場として「311ゼミナール」を運営しているほか、全国の教職員を対象に学校被災の現場を視察して教訓を学び合う「311被災地視察研修」を年2回定期開催し、自分のいのちと隣り合う人たちのいのちを守り合う防災教育の発信に努めています。 また、防災教育の指導力を身に付けた学生の修学状況を証明する制度として、本学独自に「学校防災安全マイスター」の認定制度を設けています。●311ゼミ生からのメッセージ一瀬 辰之介さん(4年) 私は当時、小学校2年生で被災しました。震災当時の記憶はありますが、自分自身や家族についてのみで世間や自分の地域以外については覚えていませんでした。そこで、当時の様子を知りたいと思い311ゼミに参加しました。このゼミに入り私は避難所の運営について学んだり、能登半島地震のボランティアに参加しました。この貴重な経験を自分だけで終わりにせず、将来教える子どもたちにも伝えていきたいと思っています。国際交流協定校3. 夏または春の長期休暇を利用して、オーストラリア、アメリカ、台湾、韓国などで2週間程度研修を行うことができる授業(海外総合演習)などがあります。(※プログラムは、年度によって変更になる場合があります)5.日本語パートナーズ派遣事業 アジアの中学校や高校等で現地の日本語教師と学習者のパートナーとして、およそ1年間日本語教育を支援する事業に参加します。長期留学しても4年間で卒業できますか?留学先でかかる費用はいくらぐらいですか?TOEFLやIELTSはいつ受ければいいですか? 私は宮城教育大学の面接で「311ゼミナールに入りたいです」と言ったくらい、入学前から311ゼミで活動したいと思っていました。今までは“守られる立場”にいたのが、教員になった際には保護者の方から預かった大切な子どもたちの命を“守る立場”となります。実際に現地を訪れて震災遺構を見たり、被災した方のお話を聞いたりしてみたいと思ったことが311ゼミに入ることを決めたきっかけでした。活動では能登半島地震の視察に行ったりなど充実した貴重な経験をさせていただいています。18 教員免許の取得に関する単位への互換は認められないことがほとんどです。そのため、留学をすると、卒業が1年遅くなります。海外総合演習のような短期研修の場合は、4年間で卒業することができます。 交換留学の交流協定がある大学へ留学する場合は、授業料については基本的には免除または減免されます。授業料のほかに、生活費などが必要です。アジアの大学では年間100万円程度、オーストラリアの大学は200万円程度は準備しておきましょう。また、文部科学省主催の「トビタテ!留学JAPAN」や海外留学支援制度(交換留学)などの奨学金に応募することができます。(年度によって変更になります) 交換留学の場合、2年次の夏休み〜後期に選考を行うため、それまでに正式のスコアを提出することが必要になります。1回目の受験で目標点が取れるとは限らないので、1年次のうちから準備を始めておきましょう。スウェーデン・ファールンイタリア・ペルージャ中 国・長春市大韓民国・大邱市台湾・新竹市台湾・高雄市 以前からアメリカ英語圏に長期留学をしたいという思いがあり、コロナの影響もありましたが、ようやく3年生から準備をし、その翌年に約9か月間、デラウェア州立大学へ行くことができました。大学では、主に英作文、英文学、中国語など私が好きな言語系の授業を履修することができ、またダンスクラブにも所属し、同じ趣味の人たちと関わり、楽しく過ごすことができました。この大学は黒人の学生が多いのですが、アフリカ、インド、スコットランド、中国、メキシコなど、様々な場所から来ている人がいました。私はシェアハウスのようなところで、ガーナ、カメルーン、インドから来ている留学生と一緒に住んでいて、それぞれの国の料理を食べたり、作り方を教えてもらったりなどしました。また、現地の小・中学校、高校に行って子どもと関わることができる機会もありました。もちろんスムーズにいくことばかりではありませんでしたが、日本にいるだけでは体験できないことや考え方に触れることができていい経験でした。アメリカ・ハワイ州オーストラリア・ロックハンプトンアメリカ・ドーバー写真左上:髙橋さん311ゼミナールの活動311被災地視察研修の様子海外留学について長期留学(交換留学)短期留学留学Q&Aドーバー研修その他協定校への長期派遣留学初等教育教員養成課程 英語コミュニケーションコース高橋 さよ さん (留学時4年次)留 学 先:デラウェア州立大学(アメリカ)留学期間:2023年5月~2023年12月1. 学生時代に海外で学ぶメリットは、留学先の国・大学で知識や語学力が得られるというだけではありません。その国の学生・教員だけでなく、世界中から集まる様々な文化的背景を持つ留学生たちとの異文化交流や異国の地で学業と生活を両立させていく胆力が求められ、国内での生活とは違った貴重な経験が得られることでしょう。宮城教育大学には、海外留学の経験を生かして第一線で活躍している先輩がたくさんいます。海外に留学することも大学生活の選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。2. 本学では、下記の大学と交流協定を締結しており、それぞれ若干名の本学学生を本学の推薦により交換留学生として派遣することが可能です。留学期間は半年または1年以内で、候補者となるためには本学の選考手続きを経ることが必要です。留学する学生は、「留学」または「休学」のどちらかを選択します。高橋 輝良々さん(3年) 311ゼミに所属し、私は東日本大震災から12年経って初めて自分の被災経験とその想いを振り返ることができました。あの日のことを語る勇気がもてたのは、活動を通して命を守ることに真剣に向き合っている先生や仲間、今も被災地で語り繋いでいる方々に出会えたからです。災害から自分の命と守りたい人たちの命を必ず守ることができるような子どもを育てたい、この願いをもつ私にとってこのゼミは本当に大切な場所です。4. 岩沼市教育委員会主催「青少年海外派遣事業」の実施に伴い、岩沼市の中学生の引率補助としておよそ3週間アメリカ合衆国デラウェア州ドーバー市を訪問します。中学生の異文化交流活動を支援する意識を持った学生が参加します。6. 本学の留学プログラムに基づかず、学生個人が手続きを行って大学・語学学校等へ長期留学する場合は、「休学」の許可を得て留学することになります。 休学の期間は在学期間に算入されません。小原 梨紗さん(2年)震災学習・学校防災の教育研修海外留学について
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