教職大学院30石田 愛乃 さん蓮沼 杏珠 さん 私は学部時代に国語科教育について学び、学部4年次には小学校と中学校で実習を行いました。大学では、これらの専門の授業や教育実習な実習を重ねることで実践力を身に付けたいと考えるようになりました。また、地元である宮城県の教員を目指すにあたり、宮城県で教員として働く 教職大学院では多くの指導教員から様々なことを学びながら、自分のために必要な指導は何か」を実践的に探究します。実習での観察で得らな教職大学院ならではの理論と実践の往還を通して、自分の教育観を省 私は、学部生時代に特別支援教育について学び、学部4年次には特別支援学校で実習に取り組みました。生徒一人一人がもつ教育的ニーズの把握とそれを踏まえた授業づくりでは、学習者である子どもと子どもを取り巻く環境の実態把握と見立て、それらを踏まえた適切な配慮や支援の検討、選択が求められることが分かりました。しかし、実習を通して、その力がまだ十分備わっていないことを痛感し、子ども支援・特別支援領域の知見を一層深め、実践力を身につけたいと考え、教職大学院への進学を決めました。 教職大学院の講義は、一つの授業を複数人の先生が担当されるため、それぞれがご専門にしている分野を切り口に、多様な視点で教育に関する事柄を考えることができます。また 、学部卒業生であるストレートマスターだけでなく、現場からいらしている現職の先生方と共に学ぶことで、現場視点でのお話やご経験等もたくさん聞くこともできます。 教職大学院の実習では、学部時代の実習とは異なり、年間を通して実習に行きます。学校の先生方や子どもたちの様子を長期的に観察することによって見えてくるものがたくさんあり、発見と探求の毎日を過ごしています。 理論と実践の往還の中に身をおいて、校種や専攻を越えた様々な立場の方々と学び合い、思う存分研究に打ち込むことができる環境が整っているところが宮城教育大学教職大学院の魅力であると感じます。 みなさんが充実した大学院生活を送られますよう、心から願っております。文教大学 出身教職大学院2年(ストレートマスター学生)令和6年度修了生(ストレートマスター学 生)角田市立北角田中学校 教諭 各教科の背景となる学問知識を踏まえて「教科内容学」の研究方法を習得し、高度な教材研究力と教材開発力を身につけるとともに、子どもの認識や発達の実態に即して、授業を不断に改善していくことのできる教科指導力を高めることを目的とします。 変化が激しい社会で学習や発達に困難を抱える子どもに対応するために、特別な教育ニーズのある子どものケーススタディによる発達・学習支援法の開発を行う力や、ICTを駆使した教育を開発しながら子どもを支援していく力を身につけるために、子ども理解・支援に関する実践的な資質能力を養うことを目的とします。 学校という組織をマネジメントしていく「学校を支える力」として、地域の教育ニーズを踏まえつつ学校が直面している課題を発見し、教職員間で共有し、協働して解決できるマネジメント力を身につけるため、学校や地域の抱える教育課題について具体的に探究していきます。どを通して、教科の専門性や指導力が強く求められていることを実感しました。そのため、大学院で他大出身の学生や現職教員と共に学び、現場で両親が学んだ宮城教育大学の大学院で研究を行いたいと考え、教職大学院への進学を決めました。研究テーマを批判的な視点で再確認し、大学以上の高度な学びにつなげることができています。教職大学院の実習では、年間を通して子どもの観察を行います。この過程で、「子どもの学習・発達のニーズは何か」「そのれた知見や直面した課題については、先生方や学生同士で議論を重ねることで、教員として不可欠な視点や指導観を養うことができます。このよう察し、指導力の向上を実感できることが教職大学院の魅力であると感じています。 みなさんが有意義な大学院生活を送られますよう、心から願っております。 学生と教員を結びつける共用スペースや、教室を模した授業開発スペースなど、学生の学び合い、力を高め合う環境を整備。在学院生からのメッセージ修了生からのメッセージ主体的・対話的で深い学びを促進する学習環境魅力□れる多彩なプログラム教科探究プログラム特別支援・子ども支援プログラム学校課題解決マネジメントプログラム(現 職 教員 学生 )※専門高度化探究科目において、多様な選択科目の中から各履修プログラムの特色に応じた 授業科目を選択 教職大学院での学びを通した成長教職大学院での学びより高度な専門性と教育の発展に貢献できる人材を育む
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