石川県立大学広報誌 ISPU NEWS No.36 2023 SUMMER
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中学1年生の時に母がバルーンアートを習い始めたことがきっかけで、自分もバルーンアートを習い始めました。親と同行して参加したイベントでは、子供たちにバルーンをプレゼントしてとても喜ばれました。子供たちの笑顔をもっと見たいと思い、バルーンアートを使用した活動を本格的に開始。文化祭や大学の響緑祭でバルーンアートを用いたショーを行ったり、地域のイベントに参加して教室を開催するなど、様々な場で子供たちにバルーンをプレゼントする活動を行っています。大学院では、森林の持つ土砂災害の減災機能についての研究に取り組み、手取川や梯川の上流部を対象に、主に土砂移動の調査や分析を行っています。実際に現地を歩いてフィールド調査を行うだけでなく、ドローンを使って上空から調査地の写真を撮り、画像解析により災害前後の調査地の変化を分析することも行っています。調査地は基本的に山の中なので、急な坂を登って調査に行くには体力が必要ですが、花や鳥の鳴き声、紅葉など季節の移り変わりを直に感じ取れます。また、フィールド調査の途中で変わった石やイノシシの頭蓋骨を拾ったことなど思いがけない発見ができることも研究の魅力の一つです。調査地の一つの手取川上流にあるハライ谷では、令和4年8月豪雨の際に大規模な土砂崩れが発生しました。環境科学専攻 修士1年生谷 美槻さん石川県立大学広報ISHIKAWA PREFECTURAL UNIVERSITY NEWS2023 SUMMER趣味で始めたバルーンアート。子供たちの笑顔が嬉しくて、本格的な活動を開始。きらり輝く人36ISPUNEWS

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