富山県立大学 大学案内 2022
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 近年、生体情報は簡単に計測できるようになりました。世界的な社会の高齢化に伴い、こうした技術への関心はますます高まっています。本研究では各種センサを用いて人間情報を取得し、機械学習などの高度なデータ分析を通して、人間情報の工学的応用を目指しています。その一例として、脳情報を解読し、考えるだけでコンピュータを動かすブレインマシンインタフェース(BMI)の開発や、マーケティング分野への応用、さらには胃電図などの新しい生体情報を用いて看工連携研究を推進します。また、計測した生体信号を数学的に解析することで、生体系に通底する数理的な仕みを抽出し、種々の分野への応用を目指しています。高齢者見守り(車いす危険行動検知)システム高齢者関節可動域測定システム人に寄り添うコンピュータシステムの実現に向け、社会にとって有用な情報システムを探求します。本講座では、センサ利用技術とソフトウェア応用技術を背景とする高度な情報システムの開発を行います。情報システム工学講座■ システムに内在する数理的な構造を抽出すると同時に、そこで捉えきれない要素を実世界とのインタラクションを通じて同定するような、新たなシステム最適化の技法について、現実の事例を取り上げながら研究します。■ 数学を基盤とする明確で厳密な意味を持つ言語を用いて、ソフトウェアやハードウェアなどのシステムをデザインし、コンピュータの支援のもとでその正しさを証明する形式手法について研究します。■ 実世界と関わりを持つ人間̶機械系(マンマシンシステム)、サイバーフィジカルシステム、IoTシステムなどを対象に、数理最適化と形式手法技術を応用し、安全かつ高効率な実システムの設計について研究します。バーチャルリアリティ技術を用いた脳波インタフェースの操作の様子形式手法によるモデル化と設計・検証の研究視覚刺激が体平衡機能に及ぼす影響の調査都市交通全体を改善する研究Department of Information Systems Engineering情報システム分野人間情報分野人間の行動を取得するためのセンサ技術やコンピュータ利用技術、その情報を集約するためのネットワーク技術を基本技術として、先進的なソフトウェア応用技術を用いることで、様々な分野で利用できる情報システムの開発を行います。具体的な応用分野として、医療看護支援や介護予防分野を選び、現場と連携しながら利用価値の高い製品の開発につながる研究開発を行います。また、多数のセンサが生み出す大量のデータを効率的に管理・処理するために、並列計算に特化したハードウェアの応用研究も行います。34

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