富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
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6543210123675mµ ,さ深ンョジーロエ48投射粒子量, g9101112圧縮空気ノズルユニット試験片硬質薄膜圧縮空気球形粒子純水球形粒子〜μm基材MSE法の原理200μm 60μm 投射後細長いガラス繊維と白い塊が多くみられた投射後200μm 40μm 投射後単相膜A膜B膜+A膜多層膜基材Particles:Alumina(d=1.2µm, WA#8000)c=3 mass%基材単相膜多層膜A膜CrNA膜CrNB膜AlCrTiNMechanical Systems EngineeringMechanical Systems Engineering研究室で作製したベアリング用射出成形樹脂保持器銅合金と相手材(SUJ2)の凝着の様子摩擦面の可視化試験機(自作)基材露出度による耐剥離性・耐繰返し衝撃評価(表面の強さが強いと,黒い基材は露出しない)MSEによる成形品の強さの違い評価(成形状態,繊維種類・含有率の影響)エロージョン進行曲線(強い=深くならない)MSEによる成形品材質によるの強さ評価(レーザー顕微鏡による観察・計測)①鋳鉄・銅合金のトライボロジー特性評価、潤滑・摩耗状態の可視化③射出成形樹脂保持器の製作とトライボロジー・表面強さ(MSE)評価電気自動車の消費電力低減に向けた空調機の省エネルギー化技術の開発電気自動車の空気抵抗低減技術の開発昆虫の表皮構造を模した新材料の開発往復摩擦試験機油と空気の流れの可視化②窒化処理鋼材、コーティング・樹脂の耐衝撃性・表面強さ評価(MSE法)MSE法では、“硬質粒子”と“純水” が混合されたスラリーを 圧縮空気によって高速に繰り返し投射。“投射で摩耗した部分の深さや面積”など を測定・観察し、 “材料の強さ”“耐衝撃性” を評価。11リポートリポート固体力学講座准教授 宮島 敏郎設計生産工学講座准教授寺島 修機械の稼働エネルギー削減(低摩擦)や、長寿命化(耐摩耗、メンテナンス)の視点から、①トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)評価、②材料表面・界面の新しい強さ評価法(MSE法 )の開発、③ベアリング用射出成形樹脂保持器の製作・評価を進めています。様々な県内外の企業様と、機械の稼働・摺動部や、金型等で用いられる、各種金属材料、コーティング材料、樹脂材料等のトライボロジー特性評価、エロージョン摩耗評価、耐剥離性評価、表面強さ評価などの研究を進めてきました。特に、トライボロジーの視点から、標準評価手法でなく、それぞれの使用用途に合わせ、研究室独自の試験・評価手法を考え、光学顕微鏡・レーザー顕微鏡・走査型電子顕微鏡(SEM)観察を進めてきています。今後も、各種新材料・開発材料の摩擦・摩耗特性、エロージョン摩耗特性、表面・界面強さ特性等の、評価・メカニズム解明を行うとともに、評価法・試験法の高度化、ウェットブラスト技術による表面微細形状創製、樹脂射出成形も継続的に進めていきます。カーボンニュートラルの実現に向け、私たちの身の回りの機械システムの二酸化炭素排出量の削減が求められています。これを達成するため、機械システムで使用する化石燃料や電力を低減するための研究を進めています。技術が進歩した今日でも、自動車や空調機に代表される機械システムで使用する化石燃料や電力は多く、環境負荷は小さくありません。この環境負荷を減らす方法として、機械で発生する振動や騒音の低減、機械の軽量化、機械を流れる空気による空気抵抗の低減が挙げられます。このため、これらを達成するための技術の開発を日々進めており、企業とともに実用化することで、カーボンニュートラルの実現への貢献を目指しています。(*)(*)(*)1011カーボンニュートラルの実現に貢献する機械システムの環境負荷低減技術の開発研究分野トライボロジー、表面・界面強さ、樹脂射出成形研究内容私の研究のポイント研究分野音響工学・流体工学・振動工学研究内容私の研究のポイントトライボロジー (摩擦・摩耗・潤滑)・表面強さ

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