23リポート電子通信システム工学講座講師 小林 香コンピュータ・ネットワークのない世界など、考えることもできない現代で、重篤なネットワーク障害が起きてしまったとき、それを直ちに検知し対処するための情報を提供するシステムを考えています。ネットワークでコンピュータがつながるためには、「○宛ての情報は△に送る」という経路情報のやり取りが必要です。普段やりとりしているこの情報のみを使って、障害の程度の大小やどこで障害が発生しているかを知ることができます。たくさんのコンピュータが1日あたり95万経路の情報を流します。その経路情報の流れ方から、今ネットワークで発生した障害についての情報を読み取ることが可能なことを使って、プログラムに監視させることができます。たくさんの相手とつながっている(図中赤の線)少数のコンピュータと、1つしか接続先のない(図中黒の線)たくさんのコンピュータから構成されるコンピュータ・ネットワークにはその接続状態に偏りがあります。ネットワークの接続状態の可視化にも取り組んでいます。地域連携センターでは、下記のような様々な事業を展開しています。是非、ご利用ください。社会人向けセミナー社会人向けセミナー 公開講座 公開講座ダ・ヴィンチ祭ダ・ヴィンチ祭29 Electrical and Electronic Engineeringネットワーク障害警告システムの構築●社会人向けセミナー●公開講座●ダ・ヴィンチ祭●県民開放授業(オープン・ユニバーシティ)研究分野コンピュータネットワーク工学研究内容私の研究のポイント社会人のスキルアップを支援するためのセミナーを開催しています。詳細はTopics②県民の方々を対象とした公開講座を開催しています。簡単な実験やものづくりなどを通して、子どもたちに理科の楽しさを紹介する科学イベントを開催しています。(例年、8月第1土曜日に開催)大学の正規の授業を広く一般に開放しています。前期、後期にそれぞれバラエティに富んだ授業を学生と一緒に受講いただけます。①Topics
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