富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
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その他研究:イオンモビリティ質量分析法を用いたメタボロミクスと統計解析      医用材料を含む工業材料や環境汚染物質の検出と構造解析      熱分解GC/MSによる難溶解性ポリマーの分析開発する分析手法・迅速・簡便・安価・高感度・構造解析イオン化法の開発ナノ材料で薬物のイオン化を支援新規CVD 法でナノ材料開発イオン化+新規イオン化法の質量分析イメージングへの応用〜 物質の構造と局在の情報を得る 〜ラット脳切片上の脂質のイメージングで疾患解析農薬の浸透性評価Pharmaceutical EngineeringPharmaceutical Engineering45リポートリポートPC36:1 8 days 製薬化学工学講座教授小山 靖人製薬化学工学講座准教授 大坂 一生生体分子は有機化学の中でも特に重要な研究対象化合物です。生命現象の理解、疾病・感染の克服を目的とした研究のみならず、生体分子を利用する有用分子・材料・システムの創出などについて研究を推進しています。有機合成化学を基盤とした生理活性天然物の合成に加え、糖、ペプチドなどの生体分子の構造特性を活用した高分子、超分子 の合成について研究を推進しています。また各種合成分子の動的な構造特性や熱力学的パラメーターについても解析し、分子骨格がもたらす機能を明らかとします。一方で、こうした分子素子・素材の迅速且つ信頼性の高い合成法を確立すべく、新反応剤・新触媒の開発も実施しています。質量分析学は、医薬学・化学など多くの分野に関係する学術分野です。これらの学術分野の発展のために、質量分析法 を駆使して薬物動態解析・疾患解析・オミクス・材料評価のための高感度な分析法を開発しています。新規レーザー脱離イオン化 質量分析イメージング 法の開発や、LC/MS 法を応用した生体・植物中の薬物・代謝物の網羅解析、得られたデータの統計解析法の研究を行っています。タンパク質の構造解析と断片化法 の研究も行っており、あらゆる物質を迅速かつ高感度に検出する手法の開発を目指しています。産学連携では、環境汚染物質や工業材料、香料などの分析も行っており、分析化学を主軸として幅広い分野に対応しています。(*)(*)(*)(*)(*)(*)(*)UVレーザー光目的分子(*)20 nm5 mm DAG36:1 11 days 14 days 6061疾患解析のための生体分子・医薬品の分析法研究分野有機化学、高分子合成、超分子化学研究内容私の研究のポイント研究分野分析化学、質量分析学、オミクス 、工業材料分析、構造解析、統計解析研究内容私の研究のポイント新規レーザー脱離イオン化質量分析法生体関連分子の合成と特性解析

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